Lenny Le Blanc / Hound Dog Man ('76)

A1	Desert Cowboy	B1	Rainy Nights
A2	Lady Singer	B2	Hound Dog Man
A3	Rag Doll	B3	Sharing the Night Together
A4	Lost Again	B4	Dance Around the Campfire
A5	Mary What's Come Over You?	B5	Ain't It Funny

　マッスル・ショールズのダース・ベイダー、レニー・ルブランのデビュー・アルバム。

　ルブラン単独名義のアルバムながら、現場を仕切ったのはピート・カーということで、すでに拙ブログで紹介している"Midnight Light"の実質的前作となります。
　洗練されすぎた感のある"Midnight Light"よりも、じゃっかん泥臭い手作りムードのこっちが好き、という人、きっと私だけではないと思うなあ。

　本作のベスト・トラックを挙げろと言われりゃ、A3。たぶん、ほとんどのリスナーが激しく同意するのではないでしょうか。アルバムの他の曲をどーんと引き離すくらいの上出来です。
　シンガー・ソングライターを自称するルブランにとって辛かろうことに、これは他人が書いた曲。スティーヴ・イートンというフォーク歌手が作りました。アート・ガーファンクルも歌っています。

　ちなみに、カーペンターズの「ふたりのラヴ・ソング」もイートンの作だってさ。この男、気になる存在です。
　スティーヴ・イートン、ちょっと追いかけてみようか。アルバムさがして買ってみようか。そう思い立った私に、残酷な現実が立ちはだかったのでした。
　というのも、中古市場におけるイートンのアルバムはけっこう稀少で、びっくりするような高値が付いているのです。ンモー、買えませんよこんな値段じゃ。

　どうせロクなアルバムじゃなかろうよ、と酸っぱいブドウを罵るキツネのような気分になってしまいました。気を取り直して、ウィリアム・イートンでも聴こうっと。

★★★

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Recorded at Broadway Sound Studio, Sheffield, Alabama
Overdubbed at Music Mill Sound, Muscle Shoals, Alabama and at Widget Studio, Sheffield, Ala.
Re-mixed at Fame Studios, Inc., Muscle Shoals, Ala.
Engineered by Pete Carr With the Assistance of Steve Herbert, David Johnson, Bill Fair, Don Daily, Larry Hamby, Eddie Struzick
Photography: W. E. Lawson
Art Director: Bob Deflin

Produced and Arranged by Pete Carr for Pete Carr Productions