2018/11/27

Art Garfunkel / Breakaway ('75)

アート・ガーファンクル / 愛への旅立ち
アートが求める、本当の愛の姿とはどんなものなのでしょうか?鬼才・リチャード・ペリーをプロデューサーに迎え、2年振りに発表した甘美なボーカル・アルバムの最高傑作!!
新しい、人間的な愛の姿を歌うアートの官能的な甘さは、あなたに秋の日射しを想わせてくれることでしょう。
A1I Believe (When I Fall in Love It Will Be Forever)
永遠の想い
B1My Little Town
マイ・リトル・タウン
A2Rag Doll
悲しきラグ・ドール
B2I Only Have Eyes for You
瞳は君ゆえに
A3Break Away
愛への旅立ち
B3Looking for the Right One
めぐり会い
A4Disney Girls
幸福な時間
B499 Miles from L.A.
L.A.より99マイル
A5Waters of March
春の予感
B5The Same Old Tears on a New Background
ある愛の終りに…
 ボサノヴァというジャンルを突き詰めると、結局はジョアン・ジルベルトの弾き語りに行き着くような気がします。
 だからボサノヴァ門外漢のアート・ガーファンクルがボサノヴァに挑む上で、ジョアンを手本にするのはまったくもって正しい。
 アーティやプロデューサーは、ボサノヴァの本質を見抜いていました。

 A5「春の予感」を聴いてみて下さい。
 天使の歌声をかなぐり捨て、ジョアンの歌い方に徹した至上の無気力唱法。
 アメリカ人が英語で歌っているのに、どうしてこんなにボサノヴァなのでしょうか。

 本作はこれ以外にも聴きどころが多く、というか全曲が聴きどころみたいなものです。それぞれの曲、ひとつひとつがみな愛おしい。
 いい曲を集めればいいアルバムになる、という好例。
★★★★

Produced by Richard Perry
Associate Producer: Art Garfunkel

B1 Produced by Paul Simon, Art Garfunkel & Phil Ramone
Recording Engineer: Brooks Arthur, Dee Robb (A3, A5)
Re-Mix Engineer: Bill Schnee
Mastering Engineer: Doug Sax, The Mastering Lab
Photography: Norman Seeff
Inner Sleeve Photo: Larry Emerine
Design: Ron Coro, John Brogna
Production Coordinator: Kathie Carey

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