2018/11/24

Rick Mathews / California Cologne ('81)

リック・マシューズ / カリフォルニア・コロン
スーパー・ヒット・メーカー、マイケル・ロイドと秘蔵っ子リックの会心作到着!
潮騒片手にサーフ・ポップ。そう、リックのポップ・サウンドは、いつだってオン・ザ・ビーチだ。海が好きでたまらなーいボーイズ&ギャルズに贈ろう。君たちのからだを香らせるカリフォルニア・コロン。
A1I Want to Make You Happy
恋のラッキー・チャンス
B1California on My Mind
カリフォルニア・オン・マイ・マインド
A2New York Lady
ニューヨーク・レディー
B2We All Love Rock and Roll
ロックンロールが最高さ
A3Breaking Away
ブレイキング・アウェイ
B3Running Away
ラニング・アウェイ
A4Couldn't We Ride That Rainbow
虹の架け橋
B4Angel Eyes
エンジェル・アイズ
A5Movin' on Up
ムーヴィン・オン・アップ
B5Harmony
二人のハーモニー
 本作は日本のみのリリースです。アメリカでは未発売。
 はじめから日本だけを狙って制作したのか、アメリカでボツになったネタを日本側のディーラーが拾い上げたのか、そのへんの事情はよくわかりません。
 しかしアメリカ人がアメリカ国内で作ったアルバムが、自国のレコード店に並ばないというのは切ないですね。
 例えるなら東京(半蔵門)で収録されているJFNのFM番組が、スタジオのある東京地区では放送されないような…って何を言ってるんだか。

 リック・マシューズがコツコツと、ひとりダビング・コーラスで積み重ねたハーモニーの清々しいこと。本国の不遇が悔やまれますがそれはこの際忘れて、素直に楽しみましょう。気持ちいいアルバムです。

 A1「恋のラッキー・チャンス」の、心躍るイントロから「レッツ・ゴー」のかけ声でリズムがダダーッと動き出す序盤。音楽的興奮に満ちていて、上々なアルバムのつかみです。
 A5「ムーヴィン・オン・アップ」はノーマン・サリートの"Come Back Baby"という曲によく似ています。後出しのサリートがパクったのかな?
 本作がアメリカ未発売ということを考えると、サリートはこの曲を聴いてなくて、たまたま似ちゃっただけなのかもしれません。

 B2の邦題がもろビリー・ジョエルとかぶってますな。気付けよ。
★★★

Produced by Michael Lloyd

Drums: Ron Krasinski
Bass: Gary McGee, Michael Lloyd
Guitars: Rick Mathews
Keyboards: Rick Mathews, Michael Lloyd
Vocals: Rick Mathews
Sax: John D'Andrea

Recorded at Michael Lloyd Studios

Photos by Sam Emerson
Designed by T. Shibayama

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