2019/07/21

Dalton & Dubarri / Choice ('79)

A1There Is Love in EverybodyB1Flyin' Free
A2Caught in the ActB2Keepin' It Up
A3How I Hate the NightimeB3Sweet Sweet Sweet Thang
A4I (You) Can Dance All by (Your) SelfB4Til the Day I Started Lovin' You
 ダルトン&デュバリは、白黒混成デュオです。
 左の白人、ゲイリー・ダルトンがベースとギター、そして右の黒人、ケント・デュバリがドラムスとパーカッションを担当しています。
 ベースとギターを同時に弾くなんて、どれだけの名人でも無理な芸当。ダビングし放題のスタジオ・レコーディングだからこそ成り立つアルバムですな。

 センターよりやや左にダルトンの声、やや右にデュバリの声が配置されています。ジャケット写真の左右と同じ。
 ステレオのレコードは、左右のスピーカーのきっちり真ん中で聴いてこそ、作り手の音場デザインがわかるってことです。ふだんスピーカーに背を向けたり、寝っ転がったりしてレコードを聴いている私は、きっと正しくないリスナーなんだろうな。

 かすかにロックで、ほのかにフュージョンで、うっすらとブラコンなディスコです。
 しかしディスコに集う垢抜けた遊び人が支持するような、洗練されたサウンドではありません。この泥臭さ。いなたさ。こりゃCD化されないわけだ。がんばって流行りのファンクに挑戦しました!といった感のB3が微笑ましい。

 B4"Til the Day I Started Lovin' You"は、9分にも及ぶ大作。じつにチンタラした曲で、オーラスということもありこれがいちばん印象に残ります。
 こんなに長くしなくてもいーじゃん、と諫める人がいなかったんでしょうか。ダルトン&デュバリのセルフ・プロデュースだけに、誰にも止められなかったのかなあ。
★★★

Strings and Horns Arranged and Conducted by Mark Gibbons

The Players
Keyboards: Albert Schildknecht, Robert Wright
Synthesizer: Albert Schildknecht, Robert Wright, Theo Meyer
Bass and Guitar: Gary Dalton
Congas and Timbales: Elias Assef
Drums and Percussion: Kent Dubarri
Strings Contracted by Ron Strauss
Horns Contracted by Harry Kim
Background Vocals: Rea Harris, Lynda Seals, Georgetta Funches

Recorded and Mixed at Studio D Buena Park, Calif.
Engineer: Gary Dalton
Art Direction: Sandi Young
Photography: David Alexander

Produced by Gary Dalton & Kent Dubarri for DDD Productions, Inc.

0 件のコメント: