2026/04/01

Bobby Hackett / Tin Roof Blues ('77)

A1On Green Dolphin St.B1Sweet Georgia Brown
A2CherokeeB2Jitterbug Waltz
A3You Stepped out of a DreamB3How Deep Is the Ocean
A4After TodayB4Tin Roof Blues
A5Emily
 かつてクラーク・テリーの項にて、トランペットとフリューゲルホーンの違いが聴き分けられねえ、とボヤいた私。
 そういえばコルネットも同じように聴こえるなあ。こういうのってチェイサー、クレスタ、マークIIの3兄弟みたいなもので、違いがわかる人にはわかる、しかしどうでもいい人にはどれもこれも同じ、そういうものなのでしょう。

 ともあれコルネットが主役の本作。名手ボビー・ハケット、晩年の録音です。
 もしかしたら、没後にまとめたアルバムなのかもしれません。というのも、ハケットのカルテットが演奏しているトラックはアルバムのおよそ半分。A1、A3、A5、B1、B4の5曲。遺された素材では、LP1枚の分量に満たなかったのでしょうか。
 それ以外、A2、A4、B2、B3はデイヴ・マッケンナのソロ・ピアノです。悪くない。悪かろうはずがない。それでも埋め草の感は否めないところではあります。

 私はマッケンナのソロ・ピアノが好物なので、「金返せコノヤロー」とはなりませんでした。
 しかしハケットのファンや彼のプレイをめいっぱい楽しみたい諸兄には、ちょっと食い足りないアルバムかもしれません。

 拙ブログにて何度か指摘している通り、70年代のジャズは"Emily"という曲を頻繁に取り上げています。
 ジャズメンを歌わせてしまう魔物が潜んでいるのでしょうか。たしかに素敵なメロディです。晩年のハケットも、突き動かされるものを感じたのかな。

 ドラムスがドカドカ響き渡るイントロがかっこいいB1。コルネットのテーマが終わり、ピアノソロが始まる直前で音が飛びます。
 私の持っている盤だけなのか、同一ロットの盤が全部そうなのか、気になります。本作をお持ちの方、ぜひお教え下さい。
★★★

Personnel
Bobby Hackett: Cornet
Dave McKenna: Piano
Bob Daugherty: Bass
Ron Lundberg: Drums

Album Coordinator: Arnold Jay Smith
Album Design & Photography: Bob Muller / Idea Plant Inc.

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