| A1 | Love for Sale | B1 | Cherokee (Concept 1) |
| A2 | Carnival (Manha de Carnaval) | B2 | Cherokee (Concept 2) |
| A3 | Am I Blue | B3 | Seulb |
| A4 | Seven Come Eleven | B4 | Gee, Baby Ain't I Good to You |
| A5 | Guitar Blues | B5 | Try a Little Tenderness |
| A6 | Lady Be Good | B6 | I've Found a New Baby |
| B7 | Angel Eyes |
ハーブ・エリスとジョー・パス、ジャズ・ギターの大家が共演したアルバム。
本作ジャケット中央、ギターを弾いているふたりがカラー写真のイシューもあるようです。
カラーなんて生意気だパブロのくせに。
ふたりの共演はコンコードにもあって、そちらはベースとドラムスを含んだカルテットでした。
ところが本作はギタリストふたりだけ。みんなひとりぼっち、とは言わない。
ちなみにこのふたり、ともにオスカー・ピーターソンの女房役を務めています。いわば竿姉妹です。竿姉妹のシングルマッチです。ヒーッ。
余計なものなど介在しない、まるで塩だけの味付けですするパスタのようなセッション。
熟達のギタリストは、たった6本の弦で喜びも悲しみも、あるいは風のひと吹きも水の一滴も、はたまたダークマターやダークエネルギーさえも音楽にしてしまいます。
そういう名匠が目の前にふたりいて、お互いの音を聴きながら会話するように弾いている。何と豪華で、何と贅沢なアルバムなのでしょう。
A1はよく知られたコール・ポーターのナンバー。モロ売春の意味じゃんこのタイトル。オブラートもクソもあったもんじゃない。
テーマのメロディをふたりで分け合います。相棒が主旋律を弾いているとき、伴奏に回ってリズムを刻む各々のプレイが聴きどころ。両者の持ち味を楽しみましょう。
注目すべきはB面アタマの"Cherokee"です。同じ曲が2回続きます。作り手側としては「ほらほら、同じ素材でもこんなに違うんですよ」と表現の幅をアピールしたかったのかもしれません。
その意気は買う。しかし私にとっちゃウンポコロコ3連発にも等しい苦行なので、その枠を別の曲に当ててもらいたかったなあ。
アルバム全編、地味なサウンドです。ぼんやりと聴いていると、ぼんやりと流れてしまう音楽です。
なのでギター超人の至芸ツープラトンをどっぷり味わいたいなら、しっかり意識を向けて聴かないといけない、そういう気がします。「生半可な気分で聴いてんじゃねえぞ」という竿姉妹の念が、盤面の溝に刻まれているかのようです。
おせんべいをポリポリかじりつつ、ネットサーフィンでエロ画像を見ながらレコードを聴いている私には、ちょっと敷居の高い世界。
本作ジャケット中央、ギターを弾いているふたりがカラー写真のイシューもあるようです。
カラーなんて生意気だパブロのくせに。
ふたりの共演はコンコードにもあって、そちらはベースとドラムスを含んだカルテットでした。
ところが本作はギタリストふたりだけ。みんなひとりぼっち、とは言わない。
ちなみにこのふたり、ともにオスカー・ピーターソンの女房役を務めています。いわば竿姉妹です。竿姉妹のシングルマッチです。ヒーッ。
余計なものなど介在しない、まるで塩だけの味付けですするパスタのようなセッション。
熟達のギタリストは、たった6本の弦で喜びも悲しみも、あるいは風のひと吹きも水の一滴も、はたまたダークマターやダークエネルギーさえも音楽にしてしまいます。
そういう名匠が目の前にふたりいて、お互いの音を聴きながら会話するように弾いている。何と豪華で、何と贅沢なアルバムなのでしょう。
A1はよく知られたコール・ポーターのナンバー。モロ売春の意味じゃんこのタイトル。オブラートもクソもあったもんじゃない。
テーマのメロディをふたりで分け合います。相棒が主旋律を弾いているとき、伴奏に回ってリズムを刻む各々のプレイが聴きどころ。両者の持ち味を楽しみましょう。
注目すべきはB面アタマの"Cherokee"です。同じ曲が2回続きます。作り手側としては「ほらほら、同じ素材でもこんなに違うんですよ」と表現の幅をアピールしたかったのかもしれません。
その意気は買う。しかし私にとっちゃウンポコロコ3連発にも等しい苦行なので、その枠を別の曲に当ててもらいたかったなあ。
アルバム全編、地味なサウンドです。ぼんやりと聴いていると、ぼんやりと流れてしまう音楽です。
なのでギター超人の至芸ツープラトンをどっぷり味わいたいなら、しっかり意識を向けて聴かないといけない、そういう気がします。「生半可な気分で聴いてんじゃねえぞ」という竿姉妹の念が、盤面の溝に刻まれているかのようです。
おせんべいをポリポリかじりつつ、ネットサーフィンでエロ画像を見ながらレコードを聴いている私には、ちょっと敷居の高い世界。
| ★★★ | 採点表を見る |
Personnel
Herb Ellis, Joe Pass: Guitar
Produced by Herb Ellis & Joe Pass
Recorded January 30, February 13 & 20, 1974
Cover Photo by Phil Stern
Herb Ellis, Joe Pass: Guitar
Produced by Herb Ellis & Joe Pass
Recorded January 30, February 13 & 20, 1974
Cover Photo by Phil Stern
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