2025/10/24

Anacostia ('77)

A1Heartache in DisguiseB1Face the Fact
A2Looking Over My ShoulderB2What Kind of Love
A3Everybody DanceB3I Can't Stop Loving Her
A4We Can't Live Life AloneB4Words Spoken Softly at Midnight
B5Baby I'm Available
 Anacostiaというのは、アメリカのどこかの地名らしい。
 そんなことつゆ知らぬ私は、このタイトルに食らいつきました。

 穴、こすってアーッ。
 うん、人類の起源だな。

 アルバムの内容は、もっさりしたディスコです。
 プロデューサーはチャールズ・キップス。現場を仕切ったのはヴァン・マッコイ。
 なので伴奏はスタッフの面々が担当しています。コーラスに参加しているフェイス、ホープ&チャリティもマッコイの人脈ですよね。


 さて、FH&Cの「ディスコDEデート」を聴いていた私は、あることに気付いてしまいました。
 石川優子の「涙のロートレック」によく似ているのです。

 パクっちゃったのか。それとも、たまたま似ただけなのか。

 音楽界には、「こりゃ明らかにパクリだろう」と思しきものが少なくありません。ロッド・スチュワートの「アイム・セクシー」みたいなのね。
 その一方で「たまたま似ちゃったのかもしれないなあ」というのもあります。映画『フリー・ウィリー』の主題歌「ウィル・ユー・ビー・ゼア」なんかがそうかもしれない。

「涙のロートレック」は、たまたま似ちゃったパターンのような気がします。みなさんどう思いますか?(両方のソースをお持ちの方は、ちょっと聴いてみて下さい)

 ヒトが聴いて気持ちいいと感じる音の組み合わせは有限で、なおかつポピュラー音楽100年の歴史であらかた掘り尽くされてしまった、という話をどこかで聞いたことあります。もしそうなら、たまたま似てしまう事故だって起こり得るんじゃないのかなあ。

 いずれにせよ秋元康と組んでいた頃の優子さんは、フタを閉め忘れてカラカラに乾いてしまったトイレクイックルのようで、デビュー当時の才気はありません。秋元という巨大恒星に呑まれ、なす術もなかったのでしょうか。
 私はダンゼン、初期の、フォークだったり、演歌スレスレだったりする作品群が好きです。

 というわけで、アナコスティアについては何も語らず終了。ひどいブログだ。
★★★

A1, A3, A4, B1, B3 Arranged by L. Leon Pendarvis
A2 Arranged by Richard Tee
B2, B4, B5 Arranged by Van McCoy

Produced by Charles Kipps for McCoy / Kipps Productions

Vocal Arrangements by Anacostia Except B2 by Van McCoy
Background Vocals by Anacostia
Additional Background Vocal on A2, A4, B1, B2, B4, B5:
Jocelyn Shaw
Lorraine Moore
Penny Blassingame
Zulema
Faith, Hope & Charity (Brenda Hillard, Albert Bailey, Destry)

Richard Tee: All Keyboards
Gordon Edwards: Bass / Contractor
Christopher Parker: Drums
Van McCoy: Piano
L. Leon Pendarvis: Electric Piano / Clavinet
Eric Gale: Guitar
Hugh McCracken: Guitar
Steve Khan: Guitar
"Crusher" Bennett: Congas / Percussion
George Devens: Vibes / Percussion

Recorded at Media Sound
Engineer: Alan Varner
Photography: Frank Laffitte

Strings
Violins: Gene Orloff (Concertmaster), Harry Lookofsky, Guy Lumia, Manny Green, Harold Kohon, Maz Pollikoff, Joe Malin, Mathew Ramondi, Ariana Bronne
Violas: Alfred Brown, Teddy Israel, Selwart Clarke, Mitsue Takayama
Cellos: Jesse Levy, Kermit Moore, Alan Shulman, Ted Hoyle

Brass
Trumpets: Bernie Glow, Mel Davis, Ernie Royal
French Horns: Brooks Tillotson, Tony Miranda
Trombones: Urbie Green, Mickey Gravine, Bob Alexander, Merv Gold
Saxophone: Frank Wess, Billy Slapin, Art Kaplan
Bass Trombone: Paul Faulise

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