A1 | Street Dancing | B1 | You Can Make It Dancin’ |
A2 | Hang on Sloopy | B2 | Na, Na, Hey, Hey, Kiss Him Goodbye |
中古レコード店にて、本盤を手にした瞬間、買わなきゃいけないような気がしました。
レーザー光線を背後に、ギターを構えたおっさん。やけにギラギラしています。
それでこの表情。
「買ってよ」というおっさんの叫び声が、たしかに聴こえたのです。
このジャケット写真なので、突き抜けたB級ロックを期待してしまいます。でも内容はロックな味付けのディスコでした。まんまと、サルソウル・レコーズのレーベル色に染まっています。
J・J・マックというおっさん、いったい何者なのか。
グーグル検索してもさっぱりわからない。このレコードを出したこと以外の、音楽活動がまったくヒットしないのです。
おっさん、もしかしたら、プロのミュージシャンではないのかもしれません。少なくとも本作を聴く限り、歌もハーモニカもヘタクソで、素人同然です。
いずれにせよ、サルソウルのスタッフは本気で仕事をしました。
素人同然のJ・J・マックを盛り立てるべく、何とかボロを出すまいとするべく、伴奏のミュージシャンやコーラス隊が奮起しています。
また、ジャケット・デザインも手抜きをせず、プロのカメラマンを起用。レーザー光線までお膳立てするなど、贅を尽くしました。
サルソウルのレーベル色に染めて、染めて、染め抜いて、商品価値なぞハナクソほどもない半チク歌手のアルバムを、かろうじて店頭に並べられる水準にまで引き上げたのです。スタッフよくやった。
それにしても、いったいいかなる経緯にて、このおっさんのアルバム制作に至ったのでしょうか。ヒットする可能性はほぼゼロだというのに。
とどのつまり70年代のレコード・ビジネスが、今よりもずっと雑把だったということです。現代の感覚なら歌手デビューなんて絶望的に厳しかろうJ・J・マックでも、ドサクサに紛れてレコード出せちゃう、そういう時代でした。
実際、この時代には怪しいレコード、得体の知れないレコードが山ほど生産されました。
味噌もクソもいっしょ。それが70年代です。だからこそ私たちは魅了されるのです。
レーザー光線を背後に、ギターを構えたおっさん。やけにギラギラしています。
それでこの表情。
「買ってよ」というおっさんの叫び声が、たしかに聴こえたのです。
このジャケット写真なので、突き抜けたB級ロックを期待してしまいます。でも内容はロックな味付けのディスコでした。まんまと、サルソウル・レコーズのレーベル色に染まっています。
J・J・マックというおっさん、いったい何者なのか。
グーグル検索してもさっぱりわからない。このレコードを出したこと以外の、音楽活動がまったくヒットしないのです。
おっさん、もしかしたら、プロのミュージシャンではないのかもしれません。少なくとも本作を聴く限り、歌もハーモニカもヘタクソで、素人同然です。
いずれにせよ、サルソウルのスタッフは本気で仕事をしました。
素人同然のJ・J・マックを盛り立てるべく、何とかボロを出すまいとするべく、伴奏のミュージシャンやコーラス隊が奮起しています。
また、ジャケット・デザインも手抜きをせず、プロのカメラマンを起用。レーザー光線までお膳立てするなど、贅を尽くしました。
サルソウルのレーベル色に染めて、染めて、染め抜いて、商品価値なぞハナクソほどもない半チク歌手のアルバムを、かろうじて店頭に並べられる水準にまで引き上げたのです。スタッフよくやった。
それにしても、いったいいかなる経緯にて、このおっさんのアルバム制作に至ったのでしょうか。ヒットする可能性はほぼゼロだというのに。
とどのつまり70年代のレコード・ビジネスが、今よりもずっと雑把だったということです。現代の感覚なら歌手デビューなんて絶望的に厳しかろうJ・J・マックでも、ドサクサに紛れてレコード出せちゃう、そういう時代でした。
実際、この時代には怪しいレコード、得体の知れないレコードが山ほど生産されました。
味噌もクソもいっしょ。それが70年代です。だからこそ私たちは魅了されるのです。
★★★ | 採点表を見る |
A1, B2 Arranged by Louis Small
A2, B1 Arranged by Joe Cain
Produced by Joe Cain
Keyboards and Percussion (Timbales on A2): Louis Small
Drums: Woody Cunningham
Bass: Norman Durham
Electric Guitar: Sandy Santana, Marty Horne
Trumpet: Pat Russo, Dan Cahn, Bob Miliken
Trombone: Bob Smith
Tenor Sax, Flute, Baritone Sax: Joe Grimm
Harmonica Solos: J. J. Mack
Flute Solo on A2: Karen Joseph
Chorus: Pricilla Baskerville, Diane Wilson, Al-Yasha Anderson
A Joe-Louis Mix
Mixing Engineer: Bob Blank
Recorded at Power Station, New York
Engineer: Bill Scheniman
Overdubbing and Mixing: Blank Tapes, Inc., New York
Engineers: Bob Blank, Joe Arlotta, John Bradley
Mastered by Domenick Romeo
Mastered at Frankford/Wayne Labs, New York
Laser Art: Rarefied Media
Photography: Len Kaltman
Art Direction: Paul Perlow
Graphic Direction: Lloyd Gelassen
Executive Producer: Chuck Gregory
A2, B1 Arranged by Joe Cain
Produced by Joe Cain
Keyboards and Percussion (Timbales on A2): Louis Small
Drums: Woody Cunningham
Bass: Norman Durham
Electric Guitar: Sandy Santana, Marty Horne
Trumpet: Pat Russo, Dan Cahn, Bob Miliken
Trombone: Bob Smith
Tenor Sax, Flute, Baritone Sax: Joe Grimm
Harmonica Solos: J. J. Mack
Flute Solo on A2: Karen Joseph
Chorus: Pricilla Baskerville, Diane Wilson, Al-Yasha Anderson
A Joe-Louis Mix
Mixing Engineer: Bob Blank
Recorded at Power Station, New York
Engineer: Bill Scheniman
Overdubbing and Mixing: Blank Tapes, Inc., New York
Engineers: Bob Blank, Joe Arlotta, John Bradley
Mastered by Domenick Romeo
Mastered at Frankford/Wayne Labs, New York
Laser Art: Rarefied Media
Photography: Len Kaltman
Art Direction: Paul Perlow
Graphic Direction: Lloyd Gelassen
Executive Producer: Chuck Gregory
2 件のコメント:
ユーチューブに音源があったので聴いてみました。
レゲエっぽい曲で気に入りました。
ジャケも最高です(笑)。
100円で発見したら買ってみようかと思います。
貴重な情報をありがとうございました。
コメントありがとうございます。
100円なら買って損なし。
(4桁で買うほどのもんじゃございません)
ジャケットを部屋に飾っておけば魔除けになるかも。
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