キャロル・スローン / 時の過ぎゆくまま
この素晴らしいスイング感!
スマートなセンスに
キャロルのキュートな魅力が光る。
スマートなセンスに
キャロルのキュートな魅力が光る。
A1 | Caravan キャラバン | B1 | I Only Have Eyes for You 瞳は君ゆえに |
A2 | My Foolish Heart 愚かなりわが心 | B2 | Misty ミスティー |
A3 | I Thought about You 思いはあなたのみ | B3 | Angel Eyes エンジェル・アイズ |
A4 | As Time Goes By 時の過ぎゆくまま | B4 | There'll Be Some Changes Made ゼアール・ビー・サム・チェンジズ・メイド |
A5 | Where or When いつか、どこかで | B5 | My One and Only Love ただ恋のみに |
B6 | Sunday サンデイ |
リッチでゴージャスなジャズ・ヴォーカルが、私の好み。大所帯のオーケストラをバックに、ブカブカドンドン、華やかで賑々しいのこそ、あらまほしい。
なので本作のような、伴奏がピアノ・トリオだけ、という小ぢんまりとしたアルバムには、あまりそそられません。
でも買っちゃったんだよな。
このジャケット写真を目にして、こいつは買わないといけない、そう思ったのです。
気になる部分を拡大してみましょう。
どう見ても乳首です。本当にありがとうございました。
キャロル・スローン女史、このジャケット撮影時、45歳です。
45歳の乳首。おお、キャロル。
若気の至り(いや、若くない)でポロリしちゃったキャロルさんの、消したくても、消せない過去。デジタル・タトゥーならぬ、アナログ・タトゥーです。
このままこのレコードが売れなかったら、中古レコード店のエサ箱に永遠に残ってしまうのではないか。ずっと人目にさらされてしまうのではないか。
そんな懸念がふとアタマをよぎり、キャロルさんを恥辱の枷から救い出さなければいけないような気がして、買ってしまったわけです。
内容は案の定、地味なジャズ・ヴォーカルでありました。
ピアノ、ベース、ドラムスのトリオに、キャロルさんの声。
シンプルな編成のアルバムです。音質良好なこともあり、すぐ近くで、あたかも目の前で歌っているかのような、生々しいライヴ感があります。
なお本作は、日本のレコード会社が制作したもの。やはりというか、レコード会社はキャロルさんに、有名スタンダード曲を歌うよう強要したらしい。
しかしキャロルさん、素直に言うことを聞くタマではありませんでした。レコード会社の指令に逆らい、自分好みのナンバーを強引にねじ込んでしまったのです。
イヤなことはきっぱりイヤと言い張る。そういう人だったのでしょうか。
だとするなら、この乳首、決してイヤイヤとかムリヤリなどではなく、つまり撮影現場でスタッフに取り囲まれ否応なく脱がされちゃった『愛しのハーフ・ムーン』の伊藤麻衣子のような惨事ではなくて、自ら望んで撮ってもらったのではないか、って可能性も考えられますよね。
見せたかったのかなあ。見て見て、アタシの乳首って。45歳が。
さて月日は流れてCD時代になり、本作はめでたくCD化されました。ところがCDのジャケット写真は巧妙にトリムされ、乳首は構図の外へと追いやられています。
若気の至り(だから若くないって)でポロリした乳首も、こっそり、ちゃっかり、「なかったこと」にしているのです。
なかったことにされたからといって、希少性ゆえ相対的に価値が上がるのかというと、そんなことまるっきりないあたりが45歳の乳首ならではの安定感なのでしょうな。
なので本作のような、伴奏がピアノ・トリオだけ、という小ぢんまりとしたアルバムには、あまりそそられません。
でも買っちゃったんだよな。
このジャケット写真を目にして、こいつは買わないといけない、そう思ったのです。
気になる部分を拡大してみましょう。
どう見ても乳首です。本当にありがとうございました。
キャロル・スローン女史、このジャケット撮影時、45歳です。
45歳の乳首。おお、キャロル。
若気の至り(いや、若くない)でポロリしちゃったキャロルさんの、消したくても、消せない過去。デジタル・タトゥーならぬ、アナログ・タトゥーです。
このままこのレコードが売れなかったら、中古レコード店のエサ箱に永遠に残ってしまうのではないか。ずっと人目にさらされてしまうのではないか。
そんな懸念がふとアタマをよぎり、キャロルさんを恥辱の枷から救い出さなければいけないような気がして、買ってしまったわけです。
内容は案の定、地味なジャズ・ヴォーカルでありました。
ピアノ、ベース、ドラムスのトリオに、キャロルさんの声。
シンプルな編成のアルバムです。音質良好なこともあり、すぐ近くで、あたかも目の前で歌っているかのような、生々しいライヴ感があります。
なお本作は、日本のレコード会社が制作したもの。やはりというか、レコード会社はキャロルさんに、有名スタンダード曲を歌うよう強要したらしい。
しかしキャロルさん、素直に言うことを聞くタマではありませんでした。レコード会社の指令に逆らい、自分好みのナンバーを強引にねじ込んでしまったのです。
イヤなことはきっぱりイヤと言い張る。そういう人だったのでしょうか。
だとするなら、この乳首、決してイヤイヤとかムリヤリなどではなく、つまり撮影現場でスタッフに取り囲まれ否応なく脱がされちゃった『愛しのハーフ・ムーン』の伊藤麻衣子のような惨事ではなくて、自ら望んで撮ってもらったのではないか、って可能性も考えられますよね。
見せたかったのかなあ。見て見て、アタシの乳首って。45歳が。
さて月日は流れてCD時代になり、本作はめでたくCD化されました。ところがCDのジャケット写真は巧妙にトリムされ、乳首は構図の外へと追いやられています。
若気の至り(だから若くないって)でポロリした乳首も、こっそり、ちゃっかり、「なかったこと」にしているのです。
なかったことにされたからといって、希少性ゆえ相対的に価値が上がるのかというと、そんなことまるっきりないあたりが45歳の乳首ならではの安定感なのでしょうな。
★★★ | 採点表を見る |
Carol Sloane: Vocal
Don Abney: Piano
Yukinori Narishige: Bass
Tim Horner: Drums
Producer: Takao Ishizuka (All Art Promotion), Takeo Yokota (Teichiku Records)
Recording Engineer: Kimio Oikawa
Production Coordinator: Hiroaki Itoh (Lighthouse)
Recorded at Teichiku Suginami Studio, August 29, 1982
Cover Photo: K. Abe
Don Abney: Piano
Yukinori Narishige: Bass
Tim Horner: Drums
Producer: Takao Ishizuka (All Art Promotion), Takeo Yokota (Teichiku Records)
Recording Engineer: Kimio Oikawa
Production Coordinator: Hiroaki Itoh (Lighthouse)
Recorded at Teichiku Suginami Studio, August 29, 1982
Cover Photo: K. Abe
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