2018/07/16

Spyro Gyra / City Kids ('83)

スパイロ・ジャイラ / シティ・キッズ
A1City Kids
シティ・キッズ
B1Islands in the Sky
アイランズ・イン・ザ・スカイ
A2Serpent in Paradise
サーペント・イン・パラダイス
B2Conversations
カンバセイションズ
A3A Ballad
バラード
B3Silver Linings
シルバー・ライニングス
A4Nightlife
ナイトライフ
B4Haverstraw Road
ハバーストロー・ロード
 このアルバムでは、ストリングスを動員していません。
 これまで、足し算で発展してきたスパイロ・サウンドが、ついに引くことを始めたのです。

 彼らはこの次のアルバムで、ホーン・セクションや豪華なゲスト・ミュージシャンも斬り捨て、グループへの回帰を図ります。

 というわけで、本作は前期スパイロ・ジャイラの最終作と言えます。スティーヴ・ガッドやエディ・ゴメスら外様の売れっ子を起用したゴージャスなお祭りサウンドも、これで最後なのです。

 A2やB2といった、明るくも楽しくもないひたすらテンパった曲は、後のグループの方向性を示しているかのようです。
 のんびりした感じのB3でさえ、ほのかに緊張感を孕んだ展開になってしまいます。
 もはや『モーニング・ダンス』には戻れない。それくらい内なる変化は進行していたのでした。

 ちなみにジャケットは表よりも裏の方が面白いです。

 コンバースにジャックパーセル、ナイキにプーマ。シティ・キッズのスニーカーの履きこなしがいかにもアメリカン・カジュアルな雰囲気。
★★★

Produced by Jay Beckenstein and Richard Calandra for Crosseyed Bear Productions
Assistant Producer: Jeremy Wall
Assistant Producer on A1 and B2: Tom Schuman

Horn Section
Lew Soloff: Trumpet, Flugelhorn
Alan Rubin: Trumpet Flugelhorn
Jay Beckenstein: Alto Saxophone
Lou Marini: Tenor Saxophone
Dave Bargeron: Trombone
Horns Arranged and Conducted by Jeremy Wall

Lyricon Programming by Rob Zantay

Recorded and Mixed at Bear Tracks, Suffern, New York
Engineered by Michael Barry
Assistant Engineers: Bob Troeller, John Penzotti
Mastered by Bob Ludwig at Masterdisk, New York City

Cover Illustrations: Michael G. Cobb / Radiomayonnaise Productions
Art Direction: George Osaki

0 件のコメント: