2018/07/16

Spyro Gyra / Breakout ('86)

A1Bob Goes to the StoreB1Body Wave
A2FreefallB2Whirlwind
A3DoubletakeB3Swept Away
A4BreakoutB4Guiltless
 初めて買ったスパイロ・ジャイラのアルバムがこれ。
 もうずいぶん昔になります。ティーンエイジャーの頃。今でこそフュージョンを聴く高校生なんて、はやぶさが持ち帰った砂粒程度しかおらんでしょう。ところが昔はいたのです。

 私が高校生の頃、授業の休み時間になると、洋楽好きが集まっては音楽談義をよくしたものです。話題の中心は、当時人気のあったマイケル・ジャクソンやマドンナ、モトリー・クルーにハワード・ジョーンズ、ビリー・オーシャンやシンディ・ローパーなど。
 そういったビッグ・ネームに混じって、クルセイダーズやジョージ・ベンソン、ウェザー・リポートといったフュージョン系スターの名前が時々挙がったりしました。
 当時、レコードを買うお金の乏しかった高校生は、ラジオから流れる洋楽に耳を傾け、お気に入りの番組はラジカセで録音して、くり返し聴いたりしていました。

 エアチェックによって、未知のジャンルだったフュージョンの扉が開かれた場合もありうるわけ。
 ラジオの依存度が高かったせいか、洋楽好き高校生のストライクゾーンはとても広かったのです。

 熱心にフュージョンを聴く輩は決して多数派ではなかったとはいえ、クラスに何人かはいましたよね。君のクラスの、いちばんうしろ、いちばんうしろ~、みたいな存在。

 いずれにせよ、聴けば楽しく、友と語るも楽しい。洋楽ファンの幸福な時代でありました。
 そういう頃に愛聴したアルバムを今になって聴いても、懐かしく、イカ臭い高校時代の思い出が股間いっぱいに溢れてきて、冷静に聴くなんてとてもできません。
★★★

Produced by Jay Beckenstein and Richard Calandra for Crosseyed Bear Productions
Assistant Producer: Jeremy Wall

Manolo Badrena: Percussion
Julio Fernandez: Guitars
Tom Schuman: Keyboards
Jay Beckenstein: Saxophone, Lyricon
Richie Morales: Drums
Kim Stone: Bass
Dave Samuels: Vibes, Marimba, KAT Synthesizer

Synclavier Programming by Eddie Jobson

Recorded and Digitally Mixed at Beartracks Recording Studio, Suffern, NY
Engineered by Larry Swist
Assistant Engineer: Chris Bubacz
Digital Mastering by Bob Ludwig at Masterdisk, NYC

Personal Management: Phil Brennan for Crosseyed Bear Productions

Art Direction: Jeff Adamoff and Spencer Drate
Design: Spencer Drate and Judith Salavetz
Front Cover Illustration: Larry Swist
Rear Cover Photo: Duane Michals

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