![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiisigRE52UgUpoGlJSHBhdkHCJwAtNR3dHF3XgLdI0BgpLFsYV74rbj6ZIayI5oAPxSFT1RV0KPjiyj75zupAFCzJlizRvsmlEbh5hToMjgqbJ_GZ6X5A_sPezG4NrJjRkBr7_Kt08rIPVA7M0U_czbUH_DFfkpg71D7YzDEagMH8RES0lpG5rXKlvlRs/s0/DSCN3391.jpg)
A1 | Singing in the Streets | B1 | Let Me Go |
A2 | My Old Pals | B2 | So Easy To Begin |
A3 | So Long | B3 | Help To Guide Me |
A4 | Highway Song (Drive, Drive, Drive) | B4 | Mattress on the Roof |
A5 | Nothing Was Exchanged | B5 | Anywhere but Jimmie's |
A6 | Slow Dancing |
70年代中頃にアリスタ・レコーズが放ったイーグルスのぱちもん、3本の矢。
1の矢はカントリーでフォークなフールズ・ゴールド。そして2の矢はポップでさわやかなシルヴァー。これらはすでに、拙ブログで取り上げています。
今回ご紹介する3の矢は、ファンキー・キングス。
1の矢、2の矢に比べ、圧倒的に知名度が低いです。はたしてどんな奴らでしょうか。
イーグルスのファースト・アルバムに「ピースフル・イージー・フィーリング」という曲がありましたよね。その作者、ジャック・テンプチンがこのグループにいます。
シンガー・ソングライターとして、リーダー・アルバムもある人です。バーバンクの便利屋みたいなポジションだったのかもしれません。後年、グレン・フライの腰巾着になったらしいぜ。
私が注目したいメンバーは、ジュールズ・シアーというヴォーカリスト兼ギタリスト。
シンディ・ローパー屈指の名バラード、「オール・スルー・ザ・ナイト」はもともとこの人が作り、歌っていました。カバーだったのねシンディ。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiKgDDiCm4CsBHxR5ohi6P1FIFvpdhXLcX-4fUiD_xNj9rxlBacI4kyt3nq354Kc2HFVw_05O25E-CLEp-UqOdWyYn6Qn2y8kzofRsvrlwBEBJ_wMR3t_PaaAvm1YHUO1g6NXlSOuoArVCAu4UnZhdU4alb5TwsCIeRQomC_2rVJvvTZ9EO_3DjsJL5Hfg/s0/cyndi.jpg)
私がいちばん好きなシンディがこれですよ。
アルバムの内容は、純朴なカントリー・ロック、これに尽きます。タイトルほどファンキーじゃない。
初期イーグルスに近いような。しかし、初期イーグルスが有していた若さや青さ、憂いは希薄で、むしろ彼らのライバルだったドゥービー・ブラザーズに似た雰囲気を感じます。
むさい兄ちゃんたちの間を吹き抜ける、清々しい風のようなA3とB3が私のお気に入り。
どちらもギター担当のリチャード・ステコルなるメンバーが作った曲です。
本作の収録曲はテンプチン、シアー、ステコルいずれかの手によるもの。ソングライターが3人いて、ギタリストが4人いるバンドということか。いやあ、ひしめいていますね。
ごちゃごちゃして、わちゃわちゃしている感じはジャケット・デザインにも波及してしまいました。
ヨーロッパ風の王宮に、王様が6人おわします。随所に細かいネタを仕込んでありますので、ぜひ現物を手に取ってごらん下さい。こういうのはCDサイズに縮小したら台無しになってしまうんだろうなあ。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhQGS4VOGMnhKoZjfzcE9eem2TlfNXwA89fBnmTYPT58GsLxm5weoNAFhbxqvspaLlWX0IzJSEjRM4hGw3cAwGvuO67PWQZFD3n32ob30hZg1YVorI7exHBSzF_npJHheIAab3cfdq3lFEC0htRnZ2aEJFGu4KoNUOe2vxBwKvFGnGkUiftdNdGN8kM1n0/s0/hiero.jpg)
ホントにホントにライオンだ。ヒエロニムス?
いずれにせよ、1の矢、2の矢、そしてこの3の矢も、ぱちもんとはいえイーグルスと人脈的につながっています。布施明とガンちゃんが一緒にいるようなもんか。イーグルスという強力な弓によって、音楽ビジネスという戦場に3本の矢が放たれます。
しかし3本とも、大した戦功には至りませんでした。
2枚のアルバムを出せたフールズ・ゴールド、シングル・ヒットを打ったシルヴァーは、まだ善戦した方と言えます。いちばんしょぼい戦果が、このファンキー・キングス。どこにも刺さらず、かすることさえなく、戦場にポトリと落ちた矢。
1の矢はカントリーでフォークなフールズ・ゴールド。そして2の矢はポップでさわやかなシルヴァー。これらはすでに、拙ブログで取り上げています。
今回ご紹介する3の矢は、ファンキー・キングス。
1の矢、2の矢に比べ、圧倒的に知名度が低いです。はたしてどんな奴らでしょうか。
イーグルスのファースト・アルバムに「ピースフル・イージー・フィーリング」という曲がありましたよね。その作者、ジャック・テンプチンがこのグループにいます。
シンガー・ソングライターとして、リーダー・アルバムもある人です。バーバンクの便利屋みたいなポジションだったのかもしれません。後年、グレン・フライの腰巾着になったらしいぜ。
私が注目したいメンバーは、ジュールズ・シアーというヴォーカリスト兼ギタリスト。
シンディ・ローパー屈指の名バラード、「オール・スルー・ザ・ナイト」はもともとこの人が作り、歌っていました。カバーだったのねシンディ。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiKgDDiCm4CsBHxR5ohi6P1FIFvpdhXLcX-4fUiD_xNj9rxlBacI4kyt3nq354Kc2HFVw_05O25E-CLEp-UqOdWyYn6Qn2y8kzofRsvrlwBEBJ_wMR3t_PaaAvm1YHUO1g6NXlSOuoArVCAu4UnZhdU4alb5TwsCIeRQomC_2rVJvvTZ9EO_3DjsJL5Hfg/s0/cyndi.jpg)
私がいちばん好きなシンディがこれですよ。
アルバムの内容は、純朴なカントリー・ロック、これに尽きます。タイトルほどファンキーじゃない。
初期イーグルスに近いような。しかし、初期イーグルスが有していた若さや青さ、憂いは希薄で、むしろ彼らのライバルだったドゥービー・ブラザーズに似た雰囲気を感じます。
むさい兄ちゃんたちの間を吹き抜ける、清々しい風のようなA3とB3が私のお気に入り。
どちらもギター担当のリチャード・ステコルなるメンバーが作った曲です。
本作の収録曲はテンプチン、シアー、ステコルいずれかの手によるもの。ソングライターが3人いて、ギタリストが4人いるバンドということか。いやあ、ひしめいていますね。
ごちゃごちゃして、わちゃわちゃしている感じはジャケット・デザインにも波及してしまいました。
ヨーロッパ風の王宮に、王様が6人おわします。随所に細かいネタを仕込んでありますので、ぜひ現物を手に取ってごらん下さい。こういうのはCDサイズに縮小したら台無しになってしまうんだろうなあ。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhQGS4VOGMnhKoZjfzcE9eem2TlfNXwA89fBnmTYPT58GsLxm5weoNAFhbxqvspaLlWX0IzJSEjRM4hGw3cAwGvuO67PWQZFD3n32ob30hZg1YVorI7exHBSzF_npJHheIAab3cfdq3lFEC0htRnZ2aEJFGu4KoNUOe2vxBwKvFGnGkUiftdNdGN8kM1n0/s0/hiero.jpg)
ホントにホントにライオンだ。ヒエロニムス?
いずれにせよ、1の矢、2の矢、そしてこの3の矢も、ぱちもんとはいえイーグルスと人脈的につながっています。布施明とガンちゃんが一緒にいるようなもんか。イーグルスという強力な弓によって、音楽ビジネスという戦場に3本の矢が放たれます。
しかし3本とも、大した戦功には至りませんでした。
2枚のアルバムを出せたフールズ・ゴールド、シングル・ヒットを打ったシルヴァーは、まだ善戦した方と言えます。いちばんしょぼい戦果が、このファンキー・キングス。どこにも刺さらず、かすることさえなく、戦場にポトリと落ちた矢。
★★★ | 採点表を見る |
The Funky Kings Are
Frank Cotinola: Drums, Percussion
Richard Stekol: Vocals, Electric Guitar, Piano on B4
Bill Bodine: Fender Bass, B. C. Rich Bodine Bass, Vocals
Jules Shear: Vocals, Guitar
Greg Leisz: Pedal Steel, Lap Steel, Dobro, Acoustic Guitar, Electric Guitar on B4, Vocals
Jack Tempchin: Vocals, Harmonica, Guitar
Produced by Paul A. Rothchild for W and L Music
Engineer: Fritz Richmond
Recorded at Elektra Studios, Los Angeles
Mixed by Val Garay
Mixed at The Second Factory, Los Angeles
Mastered at A&M Studios by Bernie Grundman
This Album Was Mixed Using The Aphex Aural Exciter
Mike Finnigan: Organ and Vocal on B5
Barry Beckett: Piano on B1
Geoff Muldaur: String Arrangement on A6
Katy Moffatt: Background Vocal on B1
Management: Bill Leopold, Eddie Wenrick (W and L Music)
Cover Art: Dennis Pohl
Photography: Benno Friedman
Design & Art Direction: Bob Heimall
Frank Cotinola: Drums, Percussion
Richard Stekol: Vocals, Electric Guitar, Piano on B4
Bill Bodine: Fender Bass, B. C. Rich Bodine Bass, Vocals
Jules Shear: Vocals, Guitar
Greg Leisz: Pedal Steel, Lap Steel, Dobro, Acoustic Guitar, Electric Guitar on B4, Vocals
Jack Tempchin: Vocals, Harmonica, Guitar
Produced by Paul A. Rothchild for W and L Music
Engineer: Fritz Richmond
Recorded at Elektra Studios, Los Angeles
Mixed by Val Garay
Mixed at The Second Factory, Los Angeles
Mastered at A&M Studios by Bernie Grundman
This Album Was Mixed Using The Aphex Aural Exciter
Mike Finnigan: Organ and Vocal on B5
Barry Beckett: Piano on B1
Geoff Muldaur: String Arrangement on A6
Katy Moffatt: Background Vocal on B1
Management: Bill Leopold, Eddie Wenrick (W and L Music)
Cover Art: Dennis Pohl
Photography: Benno Friedman
Design & Art Direction: Bob Heimall
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