イーグルス・ファースト
1972年、アサイラム・レコードの夢と期待をのせて、大空に舞ったイーグルス。
ロスアンジェルスのロックの歴史を変えた記念すべきデビュー・アルバム。
ロスアンジェルスのロックの歴史を変えた記念すべきデビュー・アルバム。
A1 | Take It Easy テイク・イット・イージー | B1 | Train Leaves Here This Morning 今朝発つ列車 |
A2 | Witchy Woman 魔女のささやき | B2 | Take the Devil テイク・ザ・デヴィル |
A3 | Chug All Night チャグ・オール・ナイト | B3 | Earlybird 早起き鳥 |
A4 | Most of Us Are Sad 哀しみの我等 | B4 | Peaceful Easy Feeling ピースフル・イージー・フィーリング |
A5 | Nightingale ナイチンゲールの歌 | B5 | Tryin' トライイン |
すでに何度も何度も述べている通り、A面1曲目はアルバムの顔にして、アルバムの命です。
そういう意味でこのデビュー作の、A面に針を下ろして最初に耳に入ってくる音は、イーグルスが世界に向けて放った第一声、まさしく"Hello World"であります。
A1「テイク・イット・イージー」の流れ出す瞬間の空気を、いったい何と表現したらよいのでしょう。言葉になりません。これはもう音楽の魔法としか言いようがない。
その魔法がいかに特権的であるか、ジャクソン・ブラウンの『フォー・エヴリマン』冒頭に収録されている「テイク~」と聴き比べてみて下さい。
オリジナル作者なのに、イーグルスの足元にも及ぶことなく、あたかもセガールに秒殺されるチンピラのように、まるっきり勝負になりません。
「テイク・イット・イージー」だた1曲のためにこのアルバムを買っても、じゅーぶんモトを取れます。世の中楽しくテイク・イット・イージー、まさにそんな気分。
しかし聴きどころは他にもいっぱいあります。A4のコーラスが入ってくるところなんか大好きですよ。
当時イーグルスの面々はデビューに向け、みっちり楽器の練習に打ち込む一方で、4人のコーラス・ワーク、ハーモニーをキメるために日夜稽古していたそうです。
まるでブライアンの部屋に集まってハーモニーを重ねていたビーチ・ボーイズみたいなことしていたわけ。どいつもこいつも"Looking for an Echo"ですなあ。
デビューの時点でハーモニーが完成の域に達していた彼らのコーラスは、本作の随所で光っています。
ホーン・セクションもない、ストリングスもない、ピアノやキーボードの音さえないシンプルなサウンドを満たしたのは、彼らのハーモニーに他なりません。それとジャケの青い空。
そういう意味でこのデビュー作の、A面に針を下ろして最初に耳に入ってくる音は、イーグルスが世界に向けて放った第一声、まさしく"Hello World"であります。
A1「テイク・イット・イージー」の流れ出す瞬間の空気を、いったい何と表現したらよいのでしょう。言葉になりません。これはもう音楽の魔法としか言いようがない。
その魔法がいかに特権的であるか、ジャクソン・ブラウンの『フォー・エヴリマン』冒頭に収録されている「テイク~」と聴き比べてみて下さい。
オリジナル作者なのに、イーグルスの足元にも及ぶことなく、あたかもセガールに秒殺されるチンピラのように、まるっきり勝負になりません。
「テイク・イット・イージー」だた1曲のためにこのアルバムを買っても、じゅーぶんモトを取れます。世の中楽しくテイク・イット・イージー、まさにそんな気分。
しかし聴きどころは他にもいっぱいあります。A4のコーラスが入ってくるところなんか大好きですよ。
当時イーグルスの面々はデビューに向け、みっちり楽器の練習に打ち込む一方で、4人のコーラス・ワーク、ハーモニーをキメるために日夜稽古していたそうです。
まるでブライアンの部屋に集まってハーモニーを重ねていたビーチ・ボーイズみたいなことしていたわけ。どいつもこいつも"Looking for an Echo"ですなあ。
デビューの時点でハーモニーが完成の域に達していた彼らのコーラスは、本作の随所で光っています。
ホーン・セクションもない、ストリングスもない、ピアノやキーボードの音さえないシンプルなサウンドを満たしたのは、彼らのハーモニーに他なりません。それとジャケの青い空。
★★★★ | 採点表を見る |
Produced and Engineered by Glyn Johns at Olympic Sound Studios, London
Direction: The Geffen - Roberts Co.
Mastering: The Mastering Lab, Los Angeles
Photography: Henry Diltz
Art Direction Design: Gary Burden for R. Twerk
Direction: The Geffen - Roberts Co.
Mastering: The Mastering Lab, Los Angeles
Photography: Henry Diltz
Art Direction Design: Gary Burden for R. Twerk
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