2023/09/14

Electric Light Orchestra / Discovery ('79)

A1Shine a Little LoveB1Last Train to London
A2ConfusionB2Midnight Blue
A3Need Her LoveB3On the Run
A4The Diary of Horace WimpB4Wishing
B5Don't Bring Me Down
 A面最初の曲は、アルバムの顔です。
 拙ブログではこれまで、度々そう申し上げて参りました。

 レコードに針を下し、最初に出てくる音。ここが勝負の場。
 本作はその勝負において、ケチのつけようもないKO勝利を収めています。

 ズンタタ、ズンタタ、ズンタタ、ズンタタ…。
 という騒々しいA1"Shine a Little Love"のイントロで、もはや勝負あり。
 ワンダフルなアルバムの予感に、私はすっかりやられちゃってリングに大の字です。

 ゴージャスでアヴァンギャルドで、キャッチーでバウンシーなディスコ・チューンのA1。
 高度な演奏力や手の込んだアレンジを駆使しながら、お子さまからお年寄りまで楽しめるフレンドリーな仕上がり。プロの仕事ってのは、こういうものなのでしょうな。

 当時のディスコ音楽にありがちだった「フーフー・サウンド」を大々的に、コッテコテに導入しているので、リスナーも参加できます。あなたも参加できるのです。
 これ聴きながら「フーフー」叫ぶのってめっちゃ気持ちいい。

 いやあ、このA1だけでもじゅーぶんモト取れちゃいますね。
 でも本作、A2以降も秀でた楽曲が目白押しです。質の高い各曲を適切に配置して、絶妙の緩急をこしらえています。
 だからA面の最初でぐわしとつかまれてから、B面の最後までずっとそのまま。アルバムのアタマからシッポまで、あなたをnever離さない。
★★★★

All Music and Lyrics by Jeff Lynne
Produced by Jeff Lynne
Engineered by Mack

Jeff Lynne: Lead Vocals, Backing Vocals, Lead and Rhythm Guitars, Piano and Synthesizer
Bev Bevan: Drums, Roto Toms, Percussion
Richard Tandy: Grand Pianos, All Synthesizers, Electric Piano and Clavinet
Kelly Groucutt: Bass Guitar, Vocals, Backing Vocals

Strings and Choir Arranged by Jeff Lynne, Richard Tandy & Louis Clark
Conducted by Louis Clark

Recorded at Musicland Studios, Munich W. Germany
Mastered by Stan The Man

Design & Art Direction: Paul Gross, Norman Moore / Gribbitt!
Photography: Jim Shea

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