A1 | Funkannection | B1 | Saturday Night |
A2 | Coming Back for More | B2 | At Midnight |
A3 | Funky Lady | B3 | Midnight Train |
A4 | Don’t Stop the Music | B4 | Love Supreme |
夜明けをバックに、車座になる原始人たち。じつに絵になるジャケットです。
この画像ではちょっと見づらいかな。上手く撮れなくてすみません。
ともあれ人類の進化を曙光に例える、ありがちな表現であります。
怖そうなジャケットの雰囲気に気圧されつつA面に針を下すと、気骨みなぎる辛口のファンクがスピーカーからドッと噴出します。この、腹にズシンと響く重心の低さ、たまりません。わかる人だけわかってくれればいい、とでも言わんばかりに、激烈なファンク道を突き進むのでありました。
しかしB面に移るとサウンドがガラッと変容します。万人受けを狙った、甘口のディスコ・チューンがズラズラと並んでいるのです。まったくもって、軽佻浮薄なサウンド。これはこれで悪くなかったりします。
おそらくバンドとしても、「オレたちのファンクを突き詰めたい」と「もっともっと売れたい」の狭間で煩悶していたのでしょう。前者をA面、後者をB面にそれぞれ集約してしまったため、盤のオモテウラで印象がまるで異なる仕上がりになってしまいました。
それでも1枚のアルバムとして芯が通った感じがするのは、カークウッド・コークリーのビンビン・ベースがフルタイム弾け続けているからでしょう。ベースの存在感、突出してますよ。
何だかんだとひたすら騒がしいアルバム。オーラスのB4で、熱くなった空気を冷まします。盛り上がったパーティもそろそろお開き。さあみんな帰るぞ。そんな、EPOの「涙のクラウン」にも通じる、祭りの終わりの寂寥感に、胸がチクリと痛むのでした。
この画像ではちょっと見づらいかな。上手く撮れなくてすみません。
ともあれ人類の進化を曙光に例える、ありがちな表現であります。
怖そうなジャケットの雰囲気に気圧されつつA面に針を下すと、気骨みなぎる辛口のファンクがスピーカーからドッと噴出します。この、腹にズシンと響く重心の低さ、たまりません。わかる人だけわかってくれればいい、とでも言わんばかりに、激烈なファンク道を突き進むのでありました。
しかしB面に移るとサウンドがガラッと変容します。万人受けを狙った、甘口のディスコ・チューンがズラズラと並んでいるのです。まったくもって、軽佻浮薄なサウンド。これはこれで悪くなかったりします。
おそらくバンドとしても、「オレたちのファンクを突き詰めたい」と「もっともっと売れたい」の狭間で煩悶していたのでしょう。前者をA面、後者をB面にそれぞれ集約してしまったため、盤のオモテウラで印象がまるで異なる仕上がりになってしまいました。
それでも1枚のアルバムとして芯が通った感じがするのは、カークウッド・コークリーのビンビン・ベースがフルタイム弾け続けているからでしょう。ベースの存在感、突出してますよ。
何だかんだとひたすら騒がしいアルバム。オーラスのB4で、熱くなった空気を冷まします。盛り上がったパーティもそろそろお開き。さあみんな帰るぞ。そんな、EPOの「涙のクラウン」にも通じる、祭りの終わりの寂寥感に、胸がチクリと痛むのでした。
★★★ | 採点表を見る |
Produced by Cory Wade for Transamerica Prod., Inc., Miami, Florida
Direction: Don Taylor Artist Mgmt., NYC, NY
All Songs Arranged and Conducted by Bert Dovo With the Exception of B2 & B3 Which Were Arranged by T. Coakley & Bert Dovo
All Horns Arrangement by T. Coakley & Bert Dovo
All Horns Conducted by Bert Dovo
Album Recorded & Mixed at Studio Center Sound Recordings Inc., Miami, Fla.
Mastered at Sterling Sound, NYC, NY by Ted Jensen
Engineered by Gary Vandy
Technical Engineer: Marcos Tobal
Assistant Engineers: Mike Guerra, Jimmy Ayala
Technical Assistant: Steven Cuiffo
Mixed by Cory Wade & T-Connection
Strings Recorded at Sound Mixers Studios, Inc., NYC, NY
Horns Recorded at Studio Center Sound Recordings Inc., Miami, Fla.
Horn Section: The Bonaroo Horns (Miami Horns)
Cover Photography: Greg Heisler
Backcover Art: Mark Paternostro
Art Direction & Design: Bob Heimall (AGI)
Direction: Don Taylor Artist Mgmt., NYC, NY
All Songs Arranged and Conducted by Bert Dovo With the Exception of B2 & B3 Which Were Arranged by T. Coakley & Bert Dovo
All Horns Arrangement by T. Coakley & Bert Dovo
All Horns Conducted by Bert Dovo
Album Recorded & Mixed at Studio Center Sound Recordings Inc., Miami, Fla.
Mastered at Sterling Sound, NYC, NY by Ted Jensen
Engineered by Gary Vandy
Technical Engineer: Marcos Tobal
Assistant Engineers: Mike Guerra, Jimmy Ayala
Technical Assistant: Steven Cuiffo
Mixed by Cory Wade & T-Connection
Strings Recorded at Sound Mixers Studios, Inc., NYC, NY
Horns Recorded at Studio Center Sound Recordings Inc., Miami, Fla.
Horn Section: The Bonaroo Horns (Miami Horns)
Cover Photography: Greg Heisler
Backcover Art: Mark Paternostro
Art Direction & Design: Bob Heimall (AGI)
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