2020/02/17

Mike Greene / Midnight Mirage ('76)

A1JoniB1Adobe Hideaway
A2Midnight MirageB2I Need a Love
A3Down to the WireB3Smile to Me
A4Jay BluweesieB4Circles round the Sun
A5Perfect Smile
 マイク・グリーン。誰やねん。しかしジャケットの絵に突き動かされるものを感じて買ってしまった。ちなみにこれ、有名な絵画らしいです。

 グーグルで「マイク・グリーン」を検索したら、検索結果の最上位が「マイク・グリーンウェル」でした。阪神ファンの胸中に、ほろ苦い思い出を呼び覚ます伝説の助っ人ですね。
 グリーンウェルが引き金となって記憶の扉が開いたのか、自分がブン投げたバットで骨折したフィルダーまでついでに思い出してしまったじゃないか。

 ともあれ検索してもよくわからなかったこのマイク・グリーン、キーボードとサックス、フルートを奏するマルチ・プレーヤーのようです。本作の全曲を作り、歌い、そしてプロデュースしています。


 バンド・メンバーです。左から、ベースのマイケル・ホルブルック、マイク・グリーン、ギターのデイヴィッド・マイケル、そしてドラムスのランディ・パウエル。いかにも70年代のミュージシャンといった雰囲気ですね。あんまりお風呂に入ってなさそう。どうしてお風呂に入らないかって?それは聞かぬが花。

 この腕自慢4人が集い、プログレでもなく、フュージョンでもなく、カントリーでも白人ブルースでもなく、さればとて純なロックン・ロールでもない、じつに70年代な中庸路線のサウンドをこしらえました。

 ヴォーカルがどうにも凡庸で、もうちょっと何とかならんかったのかと悔やまれます。しかし全体からすると大した問題ではなく、心配無用。A2とA4がインスト・ナンバーで、B1もほぼインストです。ヴォーカル・ナンバーでも、長尺のギター・ソロやサックス・ソロがエンエン続きますので、全編、あんまりヴォーカルに依存していない作りになっております。

 バラードのB2は盛大なストリングスに支えられ、凡庸なヴォーカルなりにがんばりました。エモーショナルなギター・ソロもグー。
★★★

Produced by Mike Greene
Antonio Reale: Engineer and Production Assistant

The Mike Greene Band
Rande Powell: Drums and Percussion
David Michael: Guitars
Mike Greene: Vocals, Keyboards, Saxophones and Flutes
Michael Holbrook: Bass

String Arranger / Conductor: Skip Lane
Percussion: Farrell Morris
Recorded & Mastered at The Sound Pit, Atlanta, Ga.
Mixed by Tony and Mike
All Songs Written by Mike Greene

Album Design: Mike Greene and Flournoy Holmes for Wonder Graphics Inc., Atlanta, Ga.
Cover Art: Ron Vallani
Photography: Bill Fibben and Flournoy Holmes

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