スティービー・ワンダー / ファースト・フィナーレ
今やポップス界で最もクリエイティブなアーティストとして注目を浴びているスティービーが遂にニュー・アルバムを発表!スティービーは語る「僕のクリエイトしたサウンドはこのLPでひとつの完結を迎える……だからファースト・フィナーレ(第一幕の終り)さ!」共演にポール・アンカ、ジャクソン・ファイブ、シリータそしてパーシュエイジョンズ等多彩なゲストを招き完成させた'74年最大の話題盤!!
A1 | Smile Please やさしく笑って | B1 | You Haven't Done Nothin' 悪夢 |
A2 | Heaven Is 10 Zillion Light Years Away 1000億光年の彼方 | B2 | It Ain't No Use 愛のあるうちにさよならを |
A3 | Too Shy to Say トゥー・シャイ | B3 | They Won't Go When I Go 聖なる男 |
A4 | Boogie on Reggae Woman レゲ・ウーマン | B4 | Bird of Beauty 美の鳥 |
A5 | Creepin' クリーピン | B5 | Please Don't Go プリーズ・ドント・ゴー |
私が子供の頃、スティーヴィー・ワンダーはスーパースターでした。老若男女みんなが知っている有名人だったのです。
あまりにもメジャーすぎたために、天邪鬼だった私はあえてスティーヴィーを聴かないでいました。
有名どころに背を向け、誰も知らないような無名のアーティストの作品にこそ、素晴らしい音楽があると信じて、必死に耳を傾けていたのです。
そうして、ウンコみたいなアルバムを100枚聴きました。
その間に歳を重ね、メジャーなアーティストを毛嫌いしてカッコつけてる依怙地な自分が、実は大してカッコよくないんだな、ということに気付いてしまいました。
ウンコみたいなアルバム100枚の果てに、私は幼少期に決別したスティーヴィーと、真正面から向き合うことになります。
世間が称揚する彼の才能は、やはり本物でした。ウンコみたいなアルバム100枚を聴いて、私にもそれがよくわかった。
スティーヴィーと出会うために、スティーヴィーの真価に気付くために、ウンコ100枚の旅をしたのだ。だからウンコ100枚はムダではなかったのだ。そう考えることにします。
まあ、ウンコ100枚は拙ブログにも貢献してますけどね。
A2「1000億光年の彼方」なんて、まるでウンコ100枚の長く苦しい道のりを彷徨った私のためにあるようなタイトルじゃないですか。
全編クライマックスのような本作の、私にとっての聴きどころはB面の後半です。
お経みたいなB3をじっとじっと堪えてからのB4、クイーカのイントロが入ってくる解放感は音楽的興奮の極致ではないのかとさえ思います。
そして最後のB5。ビックリするほど何のひねりもない直球ど真ん中の歌詞が、心のミットに突き刺さります。
コーラスを担当しているのはパースエイジョンズの面々。スティーヴィーとコーラスとバンドが一体となり、怒涛の盛り上がりでアルバム終了。聴き終わって、これほどまでに幸福感で満たされるアルバムって、そんじゃそこらにないですよ。
あまりにもメジャーすぎたために、天邪鬼だった私はあえてスティーヴィーを聴かないでいました。
有名どころに背を向け、誰も知らないような無名のアーティストの作品にこそ、素晴らしい音楽があると信じて、必死に耳を傾けていたのです。
そうして、ウンコみたいなアルバムを100枚聴きました。
その間に歳を重ね、メジャーなアーティストを毛嫌いしてカッコつけてる依怙地な自分が、実は大してカッコよくないんだな、ということに気付いてしまいました。
ウンコみたいなアルバム100枚の果てに、私は幼少期に決別したスティーヴィーと、真正面から向き合うことになります。
世間が称揚する彼の才能は、やはり本物でした。ウンコみたいなアルバム100枚を聴いて、私にもそれがよくわかった。
スティーヴィーと出会うために、スティーヴィーの真価に気付くために、ウンコ100枚の旅をしたのだ。だからウンコ100枚はムダではなかったのだ。そう考えることにします。
まあ、ウンコ100枚は拙ブログにも貢献してますけどね。
A2「1000億光年の彼方」なんて、まるでウンコ100枚の長く苦しい道のりを彷徨った私のためにあるようなタイトルじゃないですか。
全編クライマックスのような本作の、私にとっての聴きどころはB面の後半です。
お経みたいなB3をじっとじっと堪えてからのB4、クイーカのイントロが入ってくる解放感は音楽的興奮の極致ではないのかとさえ思います。
そして最後のB5。ビックリするほど何のひねりもない直球ど真ん中の歌詞が、心のミットに突き刺さります。
コーラスを担当しているのはパースエイジョンズの面々。スティーヴィーとコーラスとバンドが一体となり、怒涛の盛り上がりでアルバム終了。聴き終わって、これほどまでに幸福感で満たされるアルバムって、そんじゃそこらにないですよ。
★★★★★ | 採点表を見る |
Produced and Arranged by Stevie Wonder for Taurus Productions, Inc.
Associate Production, Engineering and Electronic Programming: Robert Margouleff and Malcolm Cecil
Recording Coordinator: Josette Valentino
Recorded at The Record Plant, L. A., Media Sound, N. Y., Westlake Audio, L. A. and Electric Lady, N. Y.
Mastered at Kendun Recorders, Burbank, California
Recordists: Joan DeCola, Gary Olazabal
Tape Operator: Peter Chaikin
Cover Coordination: Ira Tucker, Jr.
Cover Design & Illustration: Bob Gleason
Associate Production, Engineering and Electronic Programming: Robert Margouleff and Malcolm Cecil
Recording Coordinator: Josette Valentino
Recorded at The Record Plant, L. A., Media Sound, N. Y., Westlake Audio, L. A. and Electric Lady, N. Y.
Mastered at Kendun Recorders, Burbank, California
Recordists: Joan DeCola, Gary Olazabal
Tape Operator: Peter Chaikin
Cover Coordination: Ira Tucker, Jr.
Cover Design & Illustration: Bob Gleason
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