Wishful Thinking ('85)

A1	Double Margo	B1	Blues Be out
A2	New Pajamas	B2	More Steps
A3	Portugal	B3	What's the Differnce?
A4	Groan Men Counting

　80年代に入り、ブラコンとフュージョン、2つのジャンルが接近し、たくさんの名盤が生まれました。
　一方で、まるで意図的に黒さを排したかのような、まっ白のフュージョンも、その砦を堅く守っていたのでありました。

　ウィッシュフル・シンキングは、ギタリストのティム・ウェストンを中心に結成された、まっ白系のインスト・フュージョン・グループ。
　メンバーは無名のやつばっか…と思いきや、ドラムを叩いてるデヴィッド・ガリバルディという赤シャツでも着てそうな名前、どこかで聞いたような気がします。
　ああそうか、タワー・オブ・パワーのドラマーだった人ね。随所でバタンバタン、スタタンと存在感をアピールしています。ドラム・ソロもあるよ。

　A4"Groan Men Counting"の、まさに全員一丸といった趣のフックが楽しい。
　まっ白フュージョンにありがちな、「どうだオレのプレイすごいだろ？」と言わんばかりの、お寒いテクニック自慢に走るプレイが全くないところが本作の魅力。

★★★

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Dave Shank: Vibes, Percussion
Chris Boardman: Synthesizer, Acoustic Piano, Sequencer
Jerry Watts, Jr.: Bass Guitar
David Garibaldi: Drums
Tim Weston: Guitar

Produced by Tim Weston for H. M. C. Productions

Recorded by Michael Verdick at Channel Recording, Burbank, CA.
Mixed by Michael Verdick and Tim Weston
Additional Recording at Good Vibes Studio, Woodland Hills, CA (Trevor Feldman, Asst. Engineer)
Mastered by Ken Perry at K-Disc
Art Direction and Design: Jeff Lancaster, L-Sharp, Ltd.
Back Cover Photography: Christine Tibbles
Cover Oil Painting: "The Fountain Is Behind Me" by Joan Blake