Stanley Turrentine / Tender Togetherness ('81)

A1	Hermanos	B1	Cherubim
A2	I'll Give You My Love	B2	Only You and Me
A3	Tamarac	B3	World Chimes
A4	After the Love Has Gone	B4	Pure Love (Interlude)
		B5	Havin' Fun with Mr. T.

　スタンリー・タレンタインといえばソウル・ジャズの人。
　粘っこいサックスをぶっこぶっこ吹いているイメージ。しかしこういうアルバムもあるのです。

　本作はEW&F人脈に支えられたタレンタインが柄にもなくさわやかフュージョンに走ってしまった珍品。たしかにジャケットの絵がアースっぽいですね。

　A4はご存知アースのヒット曲。さっそくカバーするのね。生ギターのイントロがオリジナルにはない新味です。ローランド・バティスタが弾いています。

　B1のイントロが何ともワクワクする感じ。
　さわやかフュージョンについては門外漢であるはずのタレンタインが、そんじゃそこらのさわやかフュージョンを蹴散らし、さわやか領域に突入してしまいました。

　ヴォーカル・ナンバーのB2を歌っているのは、ダイアン・リーヴス。
　新生ブルーノートが派手なプロモーションを仕掛ける数年前、こうやって地味な下積み仕事をこなしていたんですね。大女優が無名時代にB級ソフトコアに出演していたのを見つけたような、ちょっと得した気分。

★★★

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Produced by Larry Dunn for Larry Dunn Productions

Recorded February - April 1981 at Indigo Ranch, Malibu, California
Engineer: Chris Brunt
Assistant Engineer: Dennis Hansen
Third Assistant Engineer: Warren Weinberg

Horns and Strings Recorded at
Jennifudy Studios, Hollywood, California
Capitol Records Studios, Hollywood, California
Indigo Ranch, Malibu, California

Mixing Engineer: Chris Brunt

Production Assistants: Chris Brunt, Dennis Hansen
Synthesizer Programming: Larry Dunn, Jeff Johnson, Tom Piggott
Management: Richard Carpenter

Art Direction: Ron Coro, Art Sims / 11:24 Design
Illustration: Shusei Nagaoka
Photography: Mark Hauser