2018/07/16

Spyro Gyra / Rites of Summer ('88)

A1Claire's DreamB1No Man's Land
A2Daddy's Got a New GirlB2Yosemite
A3LimelightB3The Archer
A4Shanghai GumboB4Captain Karma
A5Innocent Soul
 全体的に、ラテンな味わいが希薄になった印象。パーカッション奏者がいなくなってしまいました。
「いよいよ俺の時代が来たな!」と思ったのか、ドラマーのリッチー・モラレスがパーカッション不在の空隙を埋めるかのように、好機を逃さずビッシビシ行きます。とりわけB3"The Archer"で大ハッスルですよ。

 80年代、シンセサイザーが発達して、いろいろな音を出せるようになったおかげで、ホーン・セクションやストリングスなどの「人海戦術」にお金をかける必要がなくなりました。
 似たような音は、シンセサイザーにプリセットされているのです。

 しかしホーン・セクションやストリングスとまったく同じ音を出せるわけではありません。A2におけるなんちゃってホーンズ、A5のなんちゃってストリングスは、やはり貧相の感を否めません。

 一部のブラコンなどは、こういうチープな味わいで遊んでしまっていて、それはそれで面白いのです。
 ところが生真面目なスパイロ・ジャイラに、そういう遊び心はないんだよね。それが彼ららしいというか。
★★★

Produced by Jay Beckenstein for Crosseyed Bear Productions
Assistant Producer: Jeremy Wall

Recorded and Mixed by Larry Swist at Beartracks Recording Studio, Suffern, NY
Assistant Engineer: Doug Rose
Mastered by Bob Ludwig at Masterdisk, New York, NY

Synthesizer Programming by Steve Shapiro

Dave Samuels: Vibes, Marimba, Percussion
Jay Beckenstein: Saxophones, Wind Driven Synthesizer
Richie Morales: Drums, Percussion
Julio Fernandez: Guitars
Tom Schuman: Keyboards
Oscar Cartaya: Bass

Personal Management: Phil Brennan for Crosseyed Bear Productions

Art Direction: Jeff Adamoff
Front Cover Illustration: Theodor Lloyd Glazer
Back Cover Photo: Lynn Goldsmith
Design: Ilene Weingard

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