2018/06/29

MFQ / Moonlight Serenade ('85)

MFQ / ムーンライト・セレナーデ
ロマンティックなモダン・アコースティック・ヴォーカル。
全編に冴えわたる絶妙な4人のハーモニーが、不滅の名曲の数々を今に再現したハート・ウォーミングな世界。
A1Moonlight Serenade
ムーンライト・セレナーデ
B1Rendezvous
ランデブー
A2Laura
ローラ
B2Stella by Starlight
星影のステラ
A3Look for the Silver Lining
幸福を求めて
B3After You've Gone
アフター・ユーヴ・ゴーン
A4Brooklyn Girl
ブルックリン・ガール
B4Once in a While
ワンス・イン・ア・ホワイル
A5Harbor Lights
ハーバー・ライト
B5As Time Goes by
アズ・タイム・ゴーズ・バイ
A6Dream
ドリーム
B6September Song
セプテンバー・ソング
 MFQというのはモダン・フォーク・カルテットのことです。
 このグループ名に「営業妨害だ!」と激怒したモダン・ジャズ・カルテットのミルト・ジャクソンがマレットで殴りかかった、なんて話は聞いたことないので、おそらく客層はほとんどかぶってないのでしょう。

 よく知られたスタンダード・ナンバーの数々を、4人のおっさんがハーモナイズします。

 あんまり響きが美しくないんだよな。
 マンハッタン・トランスファーやビーチ・ボーイズ、あるいはイーグルスの清澄なコーラスに比べると、おっさんら、何だかモヤモヤした、濁った感じがします。録音やミックスの関係なのでしょうか。

 まあ、これはこれでいい。サンマのお腹の辺りに苦いところがあるじゃないですか。あそこを美味しいと言う人だっているんですから。って例えがわからねえ。

 クリフォード・ブラウンの名演でよく知られた「ワンス・イン・ア・ホワイル」の歌入りがB4で聴けます。
 ま、ブラウニーのトランペットが馴染んでしまった耳には、歌でさえ余計に感じてしまうんだな。

 B3のギター・ソロがミョーに心に残ります。
 ギターというのはエモーションが発現しやすい楽器なんだなあ、とつくづく思い至った次第。
★★★

Produced by Hatlelid, Yester, Faryar & Diltz

Chip Douglas Hatlelid: Vocals, Bass, Drums
Jerry Yester: Vocals, Guitar, Keyboards
Cyrus Faryar: Vocals, Ukelele, Musical Saw
Henry Diltz: Vocals, Clarinet, Harmonica

Recorded at Rain Recording, Mountain View, Hawaii
Engineered by Ken Chikasuye
Recorded at Annex Studios ("State of the Ark"), Hollywood, California
Engineered by Thorn Nogar
Mastered by Stephen Marcussen at Precision Lacquer
Mixed at Shangri-La Studios, Malibu, CA

Designed by Tommy Steele / Steeleworks
Group Photo by Jan Butchofsky

Steve Conner: Additional Drums
Dave Jackson: Bass on A6
"Fast Eddie" Hoh: Drums on A6

Executive Producers: Terry Ransom, Allan Shaw, Pat Doherty & Frank Shelley

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