2018/06/24

The Manhattan Transfer / Bodies and Souls ('83)

マンハッタン・トランスファー / アメリカン・ポップ
A1Spice of Life
スパイス・オブ・ライフ
B1Code of Ethics
失われた暗号
A2This Independence
インディペンデンス
B2Malaise en Malaisie
マレーズ・アン・マレジィ
A3Mystery
ミステリー
B3Down South Camp Meetin'
ダウン・サウス・キャンプ・ミーティング
A4American Pop
アメリカン・ポップ
B4Why Not!
ホワイ・ノット
A5Soldier of Fortune
ソルジャー・オブ・フォーチュン
B5Goodbye Love
グッドバイ・ラブ
B6The Night That Monk Returned to Heaven
モンクに捧ぐ夜
 ミシェル・カミロというピアニストが有名になるのは、たしかこのアルバムの数年後だったと思います。
 マンハッタン・トランスファーには、優れた才能を見つけ出す先見の明があったのでしょうか。カミロが参加していた寄せ集めバンド、フレンチ・トーストのレパートリーだった「ホワイ・ノット」に歌詞をつけて歌っています。

 このヴォーカル・バージョンが果たしてカミロの本意か不本意か、そのへんはわかりません。少なくとも、デビュー間もないヒヨっ子のカミロには、 名前を売るチャンスだったに違いないでしょう。多少はフトコロも温まったろうし。
 まあカミロは傑出した才能の持ち主なので、マントラの支援があろうとなかろうと、いずれは世に出て来たと思うんですけどね。

 ロッド・テンパートン作のA1や、お酒のCMでお茶の間に流れたA4など、聴きどころの多い本作。
 ただし「ホワイ・ノット」のヴォーカル・バージョンB4はそれほど面白くないような気がします。

 フレンチ・ポップスに和楽器の琴をねじ込んだB2の化学反応は、見事としか言いようがない。ちなみに琴を弾いているのはヒロシマのジュン・クラモトさんです。
★★★

Produced by Richard Rudolph in Association With The Manhattan Transfer

Engineered and Mixed by Kevin Clark

Recorded at Westlake Studios, United Western, Baby-O, T. A. P. E. Recorders, Sunset Sound, Sunset Sound Factory, Boddifications, Inc.
Mixed at A&M and Baby-O
Recording Engineer on B3: David Leonard
Second Engineers: Steve Bates, Gary Boatner, Joe Borga, Rick Butz, Benny Faccone & David Glover
Mastered at A&M Studios
Mastering Engineer: Bernie Grundman

Album Art Direction & Design: Fayette Hauser

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