A1 | Energy of Love | B1 | What's Easy for Two Is so Hard For One |
A2 | Rainy Days and Mondays | B2 | Lonely Lonely |
A3 | A Nice Girl like You | B3 | Everyone's a Star |
A4 | Jan | B4 | Plain Ol' Fashioned Girl |
A5 | Be Thankful for What You Got | B5 | Be on Time |
何でしょうかこのジャケは。上半身裸の男たち。
カール・カールトンのような「俺、こんなにがんばりました!」アピールもなく、美的な意義の乏しい、そこいらに転がっていそうなただの裸です。たしかオーリアンズにも似たような裸ジャケがあったような…。
LPジャケットの世界は奥深い。意味のわからない、不条理で納得しかねるヌードがいくらでもあります。脱いだ理由をいちいち考えても不毛かつ無粋ですね。考えるな、感じろ。
それはともかく、このアルバムが発表された74年ってのは、ちょうどオイル・ショックの頃です。A1の歌詞は、当時の不安な世相をちょっぴり絡めているのでしょうか。
まるで鼻唄でも歌っているかのような、ちょっぴり緊張感を欠いたリード・ヴォーカルに独特の味があります。
本作でいちばんの聴きどころは、主役のイントルーダーズではなく、彼らを支えている伴奏陣の方かもしれません。一般大衆が漠然とアタマに思い描くフィリー・ソウルをそのまんま再現したかのような、ど真ん中のサウンドが全編に敷きつめられているのです。
まじりっけなし、100%ピュアのフィリー・ソウル。
「ああ、今日はフィリー・ソウルをおもいっきり浴びたいな」という気分のとき、私は本作を手に取ってターンテーブルにのっけます。
B3のヴァイブ・ソロ。ほどよい塩加減。ああフィリーです。
カール・カールトンのような「俺、こんなにがんばりました!」アピールもなく、美的な意義の乏しい、そこいらに転がっていそうなただの裸です。たしかオーリアンズにも似たような裸ジャケがあったような…。
LPジャケットの世界は奥深い。意味のわからない、不条理で納得しかねるヌードがいくらでもあります。脱いだ理由をいちいち考えても不毛かつ無粋ですね。考えるな、感じろ。
それはともかく、このアルバムが発表された74年ってのは、ちょうどオイル・ショックの頃です。A1の歌詞は、当時の不安な世相をちょっぴり絡めているのでしょうか。
まるで鼻唄でも歌っているかのような、ちょっぴり緊張感を欠いたリード・ヴォーカルに独特の味があります。
本作でいちばんの聴きどころは、主役のイントルーダーズではなく、彼らを支えている伴奏陣の方かもしれません。一般大衆が漠然とアタマに思い描くフィリー・ソウルをそのまんま再現したかのような、ど真ん中のサウンドが全編に敷きつめられているのです。
まじりっけなし、100%ピュアのフィリー・ソウル。
「ああ、今日はフィリー・ソウルをおもいっきり浴びたいな」という気分のとき、私は本作を手に取ってターンテーブルにのっけます。
B3のヴァイブ・ソロ。ほどよい塩加減。ああフィリーです。
★★★★ | 採点表を見る |
A1, A3, B1, B2 and B5 Produced by Gamble-Huff / Arranged by Bobby Martin
A2 Produced and Arranged by Vince Montana
A4 Produced by Bruce Hawes / Arranged by Jack Faith
A5 and B3 Produced and Arranged by John Davis
B4 Produced by Gilbert-Life / Arranged by Bobby Martin
Engineers: Joe Tarsia, Jay Mark, Kenny Present, Donald Murray, Carl Paruolo
Music by MFSB
Recorded at Sigma Sound Studios, Phila., Pa.
Design: Ed Lee
Photos: Don Hunstein
A2 Produced and Arranged by Vince Montana
A4 Produced by Bruce Hawes / Arranged by Jack Faith
A5 and B3 Produced and Arranged by John Davis
B4 Produced by Gilbert-Life / Arranged by Bobby Martin
Engineers: Joe Tarsia, Jay Mark, Kenny Present, Donald Murray, Carl Paruolo
Music by MFSB
Recorded at Sigma Sound Studios, Phila., Pa.
Design: Ed Lee
Photos: Don Hunstein
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