A1 | Down the Pipe | B1 | Give It What U Got |
A2 | Too Hip 2 B Needy | B2 | Gotta Get Your Jollys |
A3 | You Send Me | B3 | Pretzel Logic |
A4 | Half-Life | B4 | Angelina |
このジャケット写真における思慮深いまなざしは、どこか『ゾンビ』のケン・フォリーに似ています。顔がソックリというわけではなくて、何というか落ち着いた雰囲気があるじゃないですか。
実際、ハイラム・ブロックは高学歴のインテリで、かなり本気で弁護士を志していたらしい。単なるコカイン大好きの能天気なギター野郎ではなかったようなのです。おまけに学会員ときた。
バーニー・ケッセルやタル・ファーロウなど、スインギーなギタリストに心ときめく私にとって、彼のギターはあんまり好きになれません。たとえ学会員でなかったとしても。
本作はヴォーカル曲がいくつかありまして、ハイラム・ブロックの歌声も聴けます。うーんこれは微妙。
アル・ジャロウがゲスト参加したA3は、やはりプロのヴォーカリストだけあって、うっとりするほどの出来。ジャロウの起用は大成功と言えます。それゆえ、ハイラム・ブロックのしょぼいヴォーカルを際立たせてしまう両刃の剣でもありました。
インスト・ナンバーのB3はスティーリー・ダンの有名曲です。こいつがじつに汗臭くて、何とも演歌っぽいカバーに仕上がっています。オリジナルの影も形も残っちゃいません。日本生まれのハイラム・ブロックだけに、演歌の心が湧き出してしまったのでしょうか。
B4に至っては、共演したサンボーンにまで演歌の心が飛び火してしまいました。いつにもましてサックスが泣いています。泣きの大噴火。気が付いたらサンボーン劇場だった。そんなアルバム。
実際、ハイラム・ブロックは高学歴のインテリで、かなり本気で弁護士を志していたらしい。単なるコカイン大好きの能天気なギター野郎ではなかったようなのです。おまけに学会員ときた。
バーニー・ケッセルやタル・ファーロウなど、スインギーなギタリストに心ときめく私にとって、彼のギターはあんまり好きになれません。たとえ学会員でなかったとしても。
本作はヴォーカル曲がいくつかありまして、ハイラム・ブロックの歌声も聴けます。うーんこれは微妙。
アル・ジャロウがゲスト参加したA3は、やはりプロのヴォーカリストだけあって、うっとりするほどの出来。ジャロウの起用は大成功と言えます。それゆえ、ハイラム・ブロックのしょぼいヴォーカルを際立たせてしまう両刃の剣でもありました。
インスト・ナンバーのB3はスティーリー・ダンの有名曲です。こいつがじつに汗臭くて、何とも演歌っぽいカバーに仕上がっています。オリジナルの影も形も残っちゃいません。日本生まれのハイラム・ブロックだけに、演歌の心が湧き出してしまったのでしょうか。
B4に至っては、共演したサンボーンにまで演歌の心が飛び火してしまいました。いつにもましてサックスが泣いています。泣きの大噴火。気が付いたらサンボーン劇場だった。そんなアルバム。
★★★ | 採点表を見る |
Produced by Hiram Bullock
Co-produced by Ricky Peterson
Studio Time Booked by Time Capsule
Mastered at Sterling Sound by Jose Rodriguez
Art Direction: Bob Defrin
Design: Lynn Kowalewski
Photography: Marty Umans
Co-produced by Ricky Peterson
Studio Time Booked by Time Capsule
Mastered at Sterling Sound by Jose Rodriguez
Art Direction: Bob Defrin
Design: Lynn Kowalewski
Photography: Marty Umans
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