2018/06/17

The Hi-Lo's / Back Again ('79)

ザ・ハイ・ローズ / バック・アゲイン
A1Seems like Old times
シームス・ライク・オールド・タイムス
B1Come Rain or Come Shine
降っても晴れても
A2When Sunny Gets Blue
サニーがブルーに
B2Everything Must Change
エヴリシング・マスト・チェンジ
A3Life Is Just a Bowl of Cherries
ライフ・イズ・ジャスト・ア・ボウル・オブ・チェリーズ
B3Misty
ミスティー
A4I Remember You
アイ・リメンバー・ユー
B4Then I'll Be Tired of You
ゼン・アイル・ビー・タイアード・オブ・ユー
A5My Funny Valentine
マイ・ファニー・ヴァレンタイン
B5Georgia on My Mind
わが心のジョージア
 全盛期の50年代、ライバルのフォー・フレッシュメンが「あいつらにはかなわんで」とシャッポを脱いだとか。ザ・ハイ・ローズは、それくらいの実力派だったのです。

 人気のあるうちにさっさと解散して、メンバーは散り散りになり、ある者は業界にとどまり、またある者は音楽から足を洗いました。その後の彼らの歩みは山あり谷あり。ここが人生の分かれ道。
 まさに人生ゲーム。いやこの場合は人生ゲームハイ&ローってか。

 そして時は流れ、70年代末、彼らは再結集します。第一線から離れていた彼らは、カンを取り戻すために戸塚ヨットスクールさながらのきびしい合宿をしたそうです。連日の猛特訓でボロ雑巾になり、ようやく昔日の美しいハーモニー・ワークを取り戻したとか。体育会系ですなあ。

 60年代から70年代にかけて、アメリカ音楽界は色々混迷を来しました。しかし新生ザ・ハイ・ローズはそんなことまるで知りませんと言わんばかりに、50年代と変わらない音楽を届けてくれたのです。
 耳慣れたスタンダードを驚きのアレンジで聴かせるB3のシズル感といったらない。

 これ1枚こっきり限定の再結成だったはずなのに、本作の好評っぷりにもう1枚作ったんじゃなかったかな。未練がましい奴らです。まあ未練がなければそもそも再結成なんかしないわけですけど。
★★★

Vocal Arrangements by Gene Puerling
Orchestra Arranged & Conducted by Rob McConnell
A2, A4, B2 and B4 With Strings Assembled by Barbara McDougall
Bill Richards: Concertmaster

Orchestra Rob McConnell
Arnie Chycoski: tp, flgh
Guido Basso: tp, figh
Erich Traugott: tp
Sam Noto: tp
Ian McDougall: tb
Bob Livingston: tb
Dave McMurdo: tb
Ron Hughes: tb
Eugene Amaro: fl, cl, ts
Moe Koffman: fl, alto-fl, ss, as
Earl Seymour: fl, alto-fl, cl, bass-cl, bs
Jerry Toth: saxes
Gary Morgan: saxes
James Dale: p
Ed Bickert: g
Don Thompson: b
Terry Clarke: d
Marty Morell: perc

Produced by H. G. Brunner-Schwer & Gene Puerling
Musical Director: Willi Fruth

Instrumental Tracks Recorded in June, 1978 at the Stage Sound Studios (Nimbus 9), Toronto, Canada
Engineering: David Greene
Vocal Tracks Recorded in Sept., 1978 at the MPS Studios in Villingen, Germany
Engineering: H. G. Brunner-Schwer

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