2018/06/11

Daryl Hall & John Oates / Live at the Apollo ('85)

ダリル・ホールとジョン・オーツ / ライヴ・アット・ジ・アポロ
“ロックン・ソウル”ここに極めり。
ソウルの殿堂アポロ・シアター再オープンを飾った史上最強デュオ、ホール&オーツ最新ライヴ。
A1Apollo Medley:
アポロ・メドレー
Get Ready
ゲット・レディー
Ain't Too Proud to Beg
エイント・トゥー・プラウド・トゥー・ベッグ
The Way You Do the Things You Do
ザ・ウェイ・ユー・ドゥ
My Girl
マイ・ガール
B1I Can't Go for That
アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット
A2When Something Is Wrong with My Baby
僕のベイビーに何か
B2One on One
ワン・オン・ワン
A3Everytime You Go Away
エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ
B3Possession Obsession
ポゼッション・オブセッション
B4Adult Education
アダルト・エデュケイション
 和田アキ子ならずとも、ブラック・ミュージックの好きな人なら、アポロ・シアターというのは格別の場所。
 黒人音楽に憧憬を抱き続けたホール&オーツにとっても、聖地であったろうことは想像に難くありません。
 ここに立つ誉れは、金銭では換算できないでしょう。実際、このステージの収益はどこかの黒人団体に寄付されたらしい。

 ところで、ミュージシャンの慈善について、いいんじゃないの、と私は思うのですが、これをくさす人はけっこういますよね。
「しょせん金持ちの道楽」だとか「プール付きの豪邸を差し出せ!」などと主張する人もいたりします。
 ちり紙しか持っていなかった田中正造になれとでも言うのでしょうか。

 しかし慈善にまつわる、胡散臭い話というのも世の中には少なくありません。最近ではホワイトバンドなんてありましたね。

 スタジオ録音とは打って変わった野性味あふれるB1「アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット」で、ダリルいったいお前はどうしてしまったんだい?と心配になってしまうほど壊れ気味に飛ばしてます。もはやメロディに言葉が乗っていません。ラップです。
 黒人音楽の殿堂アポロ・シアターに、白人のラップが響き渡ってしまいました。

 ソウル・ミュージックが好きで好きでたまらかったダリル・ホールにとって、アポロ・シアターの舞台がどれだけエキサイティングであったのか、この歌いっぷりから伝わって来るではありませんか。
★★★

Produced by Daryl Hall, John Oates and Bob Clearmountain

The Band
Daryl Hall: Vocals, Keyboards, Guitars, Mandar
John Oates: Vocals, Guitars
T-Bone Wolk: Vocals, Bass Guitar
Mickey Curry: Drums
G. E. Smith: Lead Guitar
Charlie DeChant: Vocals, Saxophone, Keyboards
David Ruffin: Vocals
Eddie Kendricks: Vocals

Additional Musicians
Michael Klvana: Keyboards
Wells Christie: Keyboard, Synclavier
Robbie Kilgore: Keyboards
Jimmy Maelen: Percussion

Horn Section
Lead: Lenny Pickett
Lenny Pickett: Tenor Saxophone
Steve Nelson: Baritone Saxophone
Mac Gollehon: Trumpet
Ray Anderson: Trombone
"Hollywood" Paul Litteral: Trumpet

Album Art & Design by Mick Haggerty
Inner Sleeve Photography: Lynn Goldsmith / LGI & Nina Krieger / LGI

Mixed by Bob Clearmountain
Recorded by Bob Clearmountain and David Hewitt, Record Plant Truck N. Y. C.
Mastered by Bob Ludwig

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