2018/06/10

The Crusaders / Royal Jam ('81)

クルセイダーズ / ロイヤル・ジャム
威風堂々!
B・B・キングが「ストリート・ライフ」を歌いロイヤル・フィルの華麗なストリングスが英国フェスティヴァル・ホールに響くクルセイダーズの超豪華な最新作!
A1Overture (I'm So Grad I'm Standing Here Today)
明日への道標(オーヴァチュア)
B1Burnin' Up the Carnival
燃えるカーニバル
A2One Day I'll Fly Away
愛ふたたび
B2Last Call
ラスト・コール
A3Fly with Wings of Love
飛翔
C1The Thrill Is Gone
スリル・イズ・ゴーン
D1Street Life
ストリート・ライフ
C2Better Not Look Down
ベター・ノット・ルック・ダウン
D2I Just Can't Leave Your Love Alone
アイ・ジャスト・キャント・リーヴ・ユア・ラヴ・アローン
C3Hold on
ホールド・オン
D3Never Make a Move Too Soon
ネヴァー・メイク・ア・ムーヴ・トゥー・スーン
 2枚組のLPは苦手です。
 長いのは性に合いません。集中力が持続しないので、おしまいの辺りにいい曲があっても、ぼんやりしていて聴き逃しそうな気もします。
 だからスティーヴィー・ワンダーの『キー・オブ・ライフ』やジョージ・ベンソンの『メローなロスの週末』など、買いたいと思うアルバムは多々あるのですけど、2枚組というボリュームに二の足を踏んでしまいます。

 そう思うようになった理由のひとつが、この『ロイヤル・ジャム』でして、もう冗長の極みです。
 A面とD面はいらんから、B面とC面で1枚にして出して欲しかったなあ。

 B2「ラスト・コール」のキーボード・ソロが凄いです。
 由緒あるホールで、格式ばったオーケストラを向こうに回し、お上品に着飾った観客を前に、まるで気狂いのようにフェンダーローズを弾きまくるジョー・サンプル。
 ノってます。まるでケダモノです。

 ゲストのB・B・キングはC2「ベター・ノット・ルック・ダウン」でイギリス女王をネタにギャグ炸裂。
 けっこうウケてました。寛容なお国柄なのでしょうか。日本で皇室ネタをやっても、これほどウケないと思います。

 ヒット曲「ストリート・ライフ」も、B・Bは自分の色に染め上げてしまいました。完全にド演歌だなこりゃ。

 さて下の画像をごらんいただきたい。

 左は前作『スタンディング・トール』ジャケット裏に見られたクルセイダーズのロゴです。そして右が本作にあったロゴ。
 ちっちゃくTHEが付け加えられていますね。このマイナー・チェンジはいったい、どういうことなんでしょうか。やっぱり定冠詞があった方がカッコいいじゃん、みたいなことなんですかね。
 しょーもない、アルバムの価値にはいっさい関わらない些事です。でも気になるなあ。事情をご存知の方、ぜひお教え下さい。
★★★

Derek Block and Jeff Hanlon
In Association With the Greif-Garris Organization Present
The Crusaders
Joe Sample, Wilton Felder, Stix Hooper
With Guest Artist B. B. King
And Members of the Royal Philharmonic Orchestra
Conductor: Sidney Reginald Garris
Recorded Live at the Royal Festival Hall
London, England September 1981

Executive Producers: Joe Sample, Wilton Felder, Stix Hooper for the Crusaders Productions, Inc.
Company Mgr: Tom Hooper
L. A. Executive Office: Pam Lobue
For B. B. King: Sidney A. Seidenberg
Recorded and Mixed: Galen Senogles
Technical Facilities:
Basing Street Studios, London
Studio Masters, L. A.
MCA Whitney, L. A.

Guest Musicians
Guitars: Barry Finnerty and David T. Walker
Bass: James Jamerson, Jr.
Special Percussion: Efraim Logreira
Music for Royal Philharmonic Orchestra Arranged and Conducted by Joe Sample

Art Direction: George Osaki, Norman Moore
Package Concept & Design: Norman Moore
Illustration: Stan Watts

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