クルセイダーズ / スタンディング・トール
A1 | Standing Tall スタンディング・トール | B1 | This Old World's Too Funky to Me ファンキー・ワールド |
A2 | I'm So Grad I'm Standing Here Today 明日への道標 | B2 | Luckenbach, Texas (Back to the Basics of Love) ルッケンバック・テキサス |
A3 | Sunshine in Your Eyes サンシャイン・イン・ユア・アイズ | B3 | Longest Night ロンゲスト・ナイト |
B4 | Reprise (I'm So Grad I'm Standing Here Today) リプライズ(明日への道標) |
レコードを買って、家に帰る途中のワクワクな思い。
あるときは自動車のハンドルを握りながら、またあるときは電車の吊り革につかまりながら、あるいは自転車のペダルをケツ漕ぎしながら、噛みしめるこのワクワク感、たまりません。
もしかしたら私は、レコードそのものよりも、この思いが好きで、楽しくて、それゆえレコードを買っているのかもしれません。
そのワクワク感は、帰宅し、ターンテーブルに盤を乗せ、針を下ろした時点で、別のものに変わります。
良盤なら喜びに。駄盤なら怒りや悲しみに。いずれにせよ、未知のものが既知になったら、そこでワクワク感は終わってしまうのです。
知らないということは、そこに無限の可能性があるということ。アタリかハズレかわからないということが、ワクワクの源泉なのです。
だから、インターネットなどで事前に試聴してから買う、というイマドキの音楽消費者の行動は、私にはつまらなく映ります。
限られたお小遣いで、失敗しない買い物をしたい気持ちは、たしかにわからなくはない。でも音楽は、家やクルマを買うのとはワケが違うと思うのです。
ハズレがあるからアタリが輝くのではないのか。
ハズレが口惜しいからこそ、アタリが嬉しいのではないのか。
すべてがアタリだったら、ワクワク感は消えてしまいます。それでいいのか?
きっと、それでいいのでしょう。それが世の流れってものです。
さてこの『スタンディング・トール』を買い、ワクワクして帰った私は、緊張に震える手で針を下ろします。
タイトル曲イントロの、シンセサイザーの音を聴いたとたん、「ああ地雷を踏んでしもた」と暗澹たる気分になりましたが、すべて聴き終わってみると、ダメなのはタイトル曲だけで、あとはそれなりってところです。
ゲストのジョー・コッカーが歌い上げるヴォーカル・ナンバーA2「明日への道標」は、ウィルトン・フェルダーのぶっといサックスにしびれます。
この人、「ストリート・ライフ」や「ソウル・シャドウズ」の間奏でも、ぶっとい音でヴォーカリストを盛り立てていましたね。
あるときは自動車のハンドルを握りながら、またあるときは電車の吊り革につかまりながら、あるいは自転車のペダルをケツ漕ぎしながら、噛みしめるこのワクワク感、たまりません。
もしかしたら私は、レコードそのものよりも、この思いが好きで、楽しくて、それゆえレコードを買っているのかもしれません。
そのワクワク感は、帰宅し、ターンテーブルに盤を乗せ、針を下ろした時点で、別のものに変わります。
良盤なら喜びに。駄盤なら怒りや悲しみに。いずれにせよ、未知のものが既知になったら、そこでワクワク感は終わってしまうのです。
知らないということは、そこに無限の可能性があるということ。アタリかハズレかわからないということが、ワクワクの源泉なのです。
だから、インターネットなどで事前に試聴してから買う、というイマドキの音楽消費者の行動は、私にはつまらなく映ります。
限られたお小遣いで、失敗しない買い物をしたい気持ちは、たしかにわからなくはない。でも音楽は、家やクルマを買うのとはワケが違うと思うのです。
ハズレがあるからアタリが輝くのではないのか。
ハズレが口惜しいからこそ、アタリが嬉しいのではないのか。
すべてがアタリだったら、ワクワク感は消えてしまいます。それでいいのか?
きっと、それでいいのでしょう。それが世の流れってものです。
さてこの『スタンディング・トール』を買い、ワクワクして帰った私は、緊張に震える手で針を下ろします。
タイトル曲イントロの、シンセサイザーの音を聴いたとたん、「ああ地雷を踏んでしもた」と暗澹たる気分になりましたが、すべて聴き終わってみると、ダメなのはタイトル曲だけで、あとはそれなりってところです。
ゲストのジョー・コッカーが歌い上げるヴォーカル・ナンバーA2「明日への道標」は、ウィルトン・フェルダーのぶっといサックスにしびれます。
この人、「ストリート・ライフ」や「ソウル・シャドウズ」の間奏でも、ぶっとい音でヴォーカリストを盛り立てていましたね。
★★★ | 採点表を見る |
All Tracks Recorded at Music City Music Hall, Nashville, Tennessee Except B1 Recorded at Paramount Studios, Hollywood, California
Additional Production and Recording at:
Salty Dog Studios, Van Nuys, California
Producers Workshop, Hollywood, California
Wally Heider Recording, Hollywood, California
Yamaha Studios, Glendale, California
Mastered at the Mastering Lab by Mike Reese
Executive Assistant: Tom Hooper, Crusaders Production, Inc.
Production Coordinator: Robin Howell, Crusaders Production, Inc.
Equipment Coordination: John Malta and Wes Leathers
Strings and Horns Arranged and Conducted by Joe Sample
The Crusaders
Wilton Felder: Saxophones and Electric Bass on B2
"Stix" Hooper: Drums and Percussion
Joe Sample: Acoustic, Electric and Synthesizer Keyboards
Very Special Guest
Joe Cocker on A2 and B1
Crusader Members
Guitars: Barry Finnerty (Featured Soloist) and David T. Walker
Guest Musicians
Guitars: Larry Carlton, Reggie Young, Steve Gibson, Jon Goin and Dean Parks
Bass: Louis Johnson on B1, Marcus Miller on All Other Selections
Organ: Billy Preston
Special Percussion: Paulinho da Costa
Background Vocals
Maxine Waters Willard, Julia Waters Tillman and Stephanie Spruill
Produced by Wilton Felder, Stix Hooper and Joe Sample for Crusaders Productions, Inc.
Engineered by Galen Senogles and Bill Harris
Mixed by Galen Senogles
Assistant Engineers: David Debusk and Russell Castillo
Art Direction: George Osaki
Design: Georgopoulos / Imada
Photography: Alan Messer
Additional Production and Recording at:
Salty Dog Studios, Van Nuys, California
Producers Workshop, Hollywood, California
Wally Heider Recording, Hollywood, California
Yamaha Studios, Glendale, California
Mastered at the Mastering Lab by Mike Reese
Executive Assistant: Tom Hooper, Crusaders Production, Inc.
Production Coordinator: Robin Howell, Crusaders Production, Inc.
Equipment Coordination: John Malta and Wes Leathers
Strings and Horns Arranged and Conducted by Joe Sample
The Crusaders
Wilton Felder: Saxophones and Electric Bass on B2
"Stix" Hooper: Drums and Percussion
Joe Sample: Acoustic, Electric and Synthesizer Keyboards
Very Special Guest
Joe Cocker on A2 and B1
Crusader Members
Guitars: Barry Finnerty (Featured Soloist) and David T. Walker
Guest Musicians
Guitars: Larry Carlton, Reggie Young, Steve Gibson, Jon Goin and Dean Parks
Bass: Louis Johnson on B1, Marcus Miller on All Other Selections
Organ: Billy Preston
Special Percussion: Paulinho da Costa
Background Vocals
Maxine Waters Willard, Julia Waters Tillman and Stephanie Spruill
Produced by Wilton Felder, Stix Hooper and Joe Sample for Crusaders Productions, Inc.
Engineered by Galen Senogles and Bill Harris
Mixed by Galen Senogles
Assistant Engineers: David Debusk and Russell Castillo
Art Direction: George Osaki
Design: Georgopoulos / Imada
Photography: Alan Messer
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