A1 | Hot Nights | B1 | You Better Go Now |
A2 | Teach Me Tonight | B2 | It's Magic |
A3 | Quando, Quando | B3 | For the Love of You |
A4 | Never Let You Go | B4 | Happy |
A5 | I Go to Rio | B5 | Music |
両手に花、とはよく言ったもの。
ジャケット写真の両側は、片方は奥さんで、もう一方は娘さん。同じ格好をさせるなんて倒錯してますな父ちゃん。パッと見、どちらが奥さんでどちらが娘さんなのかよくわからないのもすごいというか。
バディ・グレコはもともと、ベニー・グッドマン楽団のピアニストでした。やがて歌手として一本立ちし、ヒットを連発して大物に成り上がります。
こういうジャンルに詳しくない私にとって、ペリー・コモやアンディ・ウィリアムスと同じような立ち位置に思えます。あとボビー・ヴィントンとか。ヴィック・ダモンあたりもそうかな。
ビートルズ旋風が吹きすさび、一瞬で化石になっちゃった往年のMORシンガー枠。深夜の通販番組で売られている、CD8枚組とかのコンピレーションに入っているようなイメージ。
しかし本作は、そんな先入観を粉々に打ち砕く、驚くほどモダンな作風となっています。
車輪を軋ませながら、よっこらしょっとアダルト・コンテンポラリー路線に乗り入れました。ベニー・グッドマンの始発から、長い長い旅の空を経て、ここまでたどり着いたのです。
A1のイントロ、ちょっぴりエッチなサックスがいやらしい雰囲気を盛り立てます。オレはまだまだ現役なんだぞ、終わってないんだぞと、アルバムののっけで宣告しているわけ。
男性が元気になるサプリメントの広告で、やたらめったらみなぎっているおじいちゃんの写真ありますよね。そういう感じ。
スタンダード・ナンバーA2は本来、タイトルそのまんまの童貞(または処女)ソングです。もちろん子も孫もいるグレコが童貞であるはずもなく、偽装童貞がスキあらば女を食ってやろうとする邪念さえ伝わってきます。ウブなふりをしたヒロシかお前は。
有名曲を多く取り上げ、オリジナル・バージョンに劣るとも優らないギラギラしたカバーはなかなかの聴きごたえ。いやあ、父ちゃんみなぎってますなあ。
もっとも印象に残るのは、グレコ夫妻のオリジナル曲A4。アルバムほぼ全編、ギラギラみなぎっているためか、このぬくぬくしたバラードが絶妙のリラクゼーションとなっております。
ジャケット写真の両側は、片方は奥さんで、もう一方は娘さん。同じ格好をさせるなんて倒錯してますな父ちゃん。パッと見、どちらが奥さんでどちらが娘さんなのかよくわからないのもすごいというか。
バディ・グレコはもともと、ベニー・グッドマン楽団のピアニストでした。やがて歌手として一本立ちし、ヒットを連発して大物に成り上がります。
こういうジャンルに詳しくない私にとって、ペリー・コモやアンディ・ウィリアムスと同じような立ち位置に思えます。あとボビー・ヴィントンとか。ヴィック・ダモンあたりもそうかな。
ビートルズ旋風が吹きすさび、一瞬で化石になっちゃった往年のMORシンガー枠。深夜の通販番組で売られている、CD8枚組とかのコンピレーションに入っているようなイメージ。
しかし本作は、そんな先入観を粉々に打ち砕く、驚くほどモダンな作風となっています。
車輪を軋ませながら、よっこらしょっとアダルト・コンテンポラリー路線に乗り入れました。ベニー・グッドマンの始発から、長い長い旅の空を経て、ここまでたどり着いたのです。
A1のイントロ、ちょっぴりエッチなサックスがいやらしい雰囲気を盛り立てます。オレはまだまだ現役なんだぞ、終わってないんだぞと、アルバムののっけで宣告しているわけ。
男性が元気になるサプリメントの広告で、やたらめったらみなぎっているおじいちゃんの写真ありますよね。そういう感じ。
スタンダード・ナンバーA2は本来、タイトルそのまんまの童貞(または処女)ソングです。もちろん子も孫もいるグレコが童貞であるはずもなく、偽装童貞がスキあらば女を食ってやろうとする邪念さえ伝わってきます。ウブなふりをしたヒロシかお前は。
有名曲を多く取り上げ、オリジナル・バージョンに劣るとも優らないギラギラしたカバーはなかなかの聴きごたえ。いやあ、父ちゃんみなぎってますなあ。
もっとも印象に残るのは、グレコ夫妻のオリジナル曲A4。アルバムほぼ全編、ギラギラみなぎっているためか、このぬくぬくしたバラードが絶妙のリラクゼーションとなっております。
★★★ | 採点表を見る |
Produced and Arranged by Buddy Greco & Alf Clausen
Orchestration by Alf Clausen
Recorded at City Recorders in Hollywood, CA. & Golden West Studio, Orange Country, CA.
Remixed at Precision Lacquer, Hollywood, CA.
A1, A2, A4, A5, B1, B2 Remixed and Engineered by Bruce Haney at City Recorders in Hollywood, CA.
Acoustic Piano, Fender Rhodes & Crumar Synthesizers: Buddy Greco
Robbie Robinson: Crumar Synthesizers
Tim Alexander: Crumar Synthesizers
Kim Richmond: Saxophones and Flute
Mike Cuneo: Guitar
Mike Chanslor: Crumar Synthesizers
Wooley Woolever: Bass
Rex Robinson: Bass
Lynn Hammond: Drums & Percussion
Les D. Merle: Drums
Management by Irvin Arthur
Background Vocals by Buddy Greco, Jackie Greco, Sharon Dixon, B. J. Reed, Tim Alexander, Janet Walsh, Mike Chanslor, Lynn Hammond & Lori Gabriel
Solo Vocals on A1 by Buddy Greco & Jackie Greco
A2 and A5 Recorded With the Golden West College Band and Coordinated by Jerry Schroeder
Cover Design: Jeff Lancaster / Rod Dyer Inc.
Photography: Jim Dodge
Orchestration by Alf Clausen
Recorded at City Recorders in Hollywood, CA. & Golden West Studio, Orange Country, CA.
Remixed at Precision Lacquer, Hollywood, CA.
A1, A2, A4, A5, B1, B2 Remixed and Engineered by Bruce Haney at City Recorders in Hollywood, CA.
Acoustic Piano, Fender Rhodes & Crumar Synthesizers: Buddy Greco
Robbie Robinson: Crumar Synthesizers
Tim Alexander: Crumar Synthesizers
Kim Richmond: Saxophones and Flute
Mike Cuneo: Guitar
Mike Chanslor: Crumar Synthesizers
Wooley Woolever: Bass
Rex Robinson: Bass
Lynn Hammond: Drums & Percussion
Les D. Merle: Drums
Management by Irvin Arthur
Background Vocals by Buddy Greco, Jackie Greco, Sharon Dixon, B. J. Reed, Tim Alexander, Janet Walsh, Mike Chanslor, Lynn Hammond & Lori Gabriel
Solo Vocals on A1 by Buddy Greco & Jackie Greco
A2 and A5 Recorded With the Golden West College Band and Coordinated by Jerry Schroeder
Cover Design: Jeff Lancaster / Rod Dyer Inc.
Photography: Jim Dodge
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