A1 | Concierto De Aranjuez | B1 | Songs From "Black Orpheus" Manha De Carnival Felicidade Samba De Orfeu |
A2 | The Summers Knows | B2 | Fly Me to the Moon |
A3 | Star Dust | B3 | Cool Cat Keeps On |
A4 | How Insensitive (Insensatez) | B4 | Holiday for Strings |
B5 | Gershwin Medley It Ain’t Necessarily So I Got Rhythm Summertime Prelude N. 2 |
ブラジルのギター巨人、ローリンド・アルメイダが日本のレーベルに吹き込んだ、全編ソロ・ギターのアルバムです。
登場人物は最初から最後まで、アルメイダただひとり。よほどの自信がないと、こういう企画は成り立たないですよね。
まさに王者のギターです。おひとりさまなのに、寂寥感はまったくありません。むしろお祭りムードさえ感じてしまいます。
たった1本のギターでも、名手が弾けば、あらゆる光景も、情景も、そして心の内奥だって、音楽として表現できるのだということがわかる。
就中、B4の押しの強さが凄まじい。蒸気機関車のクランクが車輪を力強く駆動しているような、あるいは、アダルト男優がフィニッシュ間近に腰を激しく前後させているような、有無を言わせぬ圧倒的な律動です。どえらい馬力です。
私が入手したこいつは、残念ながら盤のコンディションがよろしくなくて、なかなかノイジーでした。
しかし、もしミントであったなら、かなりの高音質だったのではないかと推察されます。
巨人のつま弾くナイロン弦の音色が、ときに父親のように厳しく、ときに母親のようにやさしく、はたまた子供のように無邪気だったりと、変化の振幅大きいことこの上ない。
優秀な録音技術が、豊かな表情をいかんなく現出してくれます。
ひとりのギタリストと1本のギター。それだけでもう宇宙です。
登場人物は最初から最後まで、アルメイダただひとり。よほどの自信がないと、こういう企画は成り立たないですよね。
まさに王者のギターです。おひとりさまなのに、寂寥感はまったくありません。むしろお祭りムードさえ感じてしまいます。
たった1本のギターでも、名手が弾けば、あらゆる光景も、情景も、そして心の内奥だって、音楽として表現できるのだということがわかる。
就中、B4の押しの強さが凄まじい。蒸気機関車のクランクが車輪を力強く駆動しているような、あるいは、アダルト男優がフィニッシュ間近に腰を激しく前後させているような、有無を言わせぬ圧倒的な律動です。どえらい馬力です。
私が入手したこいつは、残念ながら盤のコンディションがよろしくなくて、なかなかノイジーでした。
しかし、もしミントであったなら、かなりの高音質だったのではないかと推察されます。
巨人のつま弾くナイロン弦の音色が、ときに父親のように厳しく、ときに母親のようにやさしく、はたまた子供のように無邪気だったりと、変化の振幅大きいことこの上ない。
優秀な録音技術が、豊かな表情をいかんなく現出してくれます。
ひとりのギタリストと1本のギター。それだけでもう宇宙です。
★★★ | 採点表を見る |
Musician
Laurindo Almeida: Guitar
Recorded March 27, 28, 1978 at Gold Star Studios, Los Angeles, California
Executive Producer: Toshinari Koinuma
Producer: Kiyoshi Itoh
Co-Producer: Yukio Morisaki
U. S. A. Project Coordinator: Kiki Miyake
Recording Engineer: Don Snyder
Re-Mixing Engineer: Yoshihiro Suzuki
Mastering Engineer: Tohru Kotetsu
Album Design: Heyqlow Kobayashi
Cover Photographs: Hajime Sawatari
Laurindo Almeida: Guitar
Recorded March 27, 28, 1978 at Gold Star Studios, Los Angeles, California
Executive Producer: Toshinari Koinuma
Producer: Kiyoshi Itoh
Co-Producer: Yukio Morisaki
U. S. A. Project Coordinator: Kiki Miyake
Recording Engineer: Don Snyder
Re-Mixing Engineer: Yoshihiro Suzuki
Mastering Engineer: Tohru Kotetsu
Album Design: Heyqlow Kobayashi
Cover Photographs: Hajime Sawatari
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