2019/03/07

John David Souther / Black Rose ('76)

A1Banging My Head Against the MoonB1Simple Man, Simple Dream
A2If You Have Crying EyesB2Silver Blue
A3Your Turn NowB3Midnight Prowl
A4Faithless LoveB4Doors Swing Open
A5Baby Come HomeB5Black Rose
「5人目のビートルズ」と呼ばれる人は、自称他称問わず大勢いますよね。
 どうがんばったってビートルズにはなれねーよ!なんてツッコミは無粋でしょう。単にサッカー・ファンやサポーターと言うより、「12人目の選手」と呼んだ方が楽しいじゃないですか。それと同じようなもんです。

 このJ・D・サウザーは、さしずめ5人目のイーグルスといったところでしょうか。
 デビュー前からイーグルスのメンバーたちと交流があり、イーグルスの母親的存在であるリンダ・ロシュタットとやっちゃったこともあるらしいんだな。んもー色男ね。

 イーグルスの名作アルバム『ならず者』のジャケット裏側に、こういう写真があります。

 縄をかけられ、地面に転がされてるならず者が6人。
 そのうち4人がイーグルスのメンバーです。そして残りの2人が、ジャクソン・ブラウンとJ・D・サウザーなんだそうな。
 いちばん右の、縞のジャケットがJDですかね。コスプレ撮影に付き合うくらいだから、イーグルスの準メンバーといった扱いなのでしょう。ドリフとすわしんじの関係みたいな。いや違うか。

 ともあれJDの西海岸ロック人脈をフル動員した本作、豪華なミュージシャンが大集結しました。アート・ガーファンクルやドナルド・バードなど、接点があるんだかないんだかよくわからん連中までクレジットに名を連ねています。

 肉体関係にあったリンダ・ロンシュタットも参加させられちゃってます。この当時、業界内での格付けはリンダさんの方が上なのかもしれませんが、 そこはやっちゃったモノ勝ちってやつですな。格上だろうとレコーディング現場に呼び付け、自分の引き立て役として奉仕させています。色管理が行き届いてますなあ。

 私が好きなのはB2"Silver Blue"です。ウッド・ベースの音色にゾクッとしますよ。
★★★

All Songs Written by John David Souther
Produced by Peter Asher

All Strings, Horns and Woodwinds Arranged and Conducted by David Campbell

Recorded and Mixed at The Sound Factory, L. A. by Val Garay (Winter 1975-1976)
Second Engineer: Greg Ladanyi
Mastered at A&M Records, L. A., by Bernie Grundman

Art Direction and Design by Jimmy Wachtel
Photography by Lorrie Sullivan
Cover Concept by J. D.

Direction: Elliot Roberts and Ron Stone for Lookout Management

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