2018/11/08

Frederick Knight / Let the Sunshine In ('78)

フレデリック・ナイト / 好きだぜベビー
グエン・マックレエ、コントローラーズなどを育て、TKソウルの陰の立役者として活躍するF・ナイト。
自ら歌い、プロデュースし、作詞・作曲したLPで、本邦、初の本格的デビュー。
A1If You Love Your Baby
好きだぜベビー
B1My Music Makes Me Feel Good
マイ・ミュージック
A2Bundle of Love
バンドル・オブ・ラヴ
B2You Can't Deny Me
ユー・キャント・デナイ・ミー
A3Let the Sunshine In
レット・ザ・サンシャイン・イン
B3Raise Your Hand
レイズ・ユア・ハンド
A4Another Knight for Love
愛の騎士
B4You and Me
ユー・アンド・ミー
 男性ソウル歌手のアルバムだと、ジャケットはたいていご本人の写真になりますよね。笑っているにせよ、ニラんでいるにせよ。
 ところが本作はごらんの通りです。手のひらを太陽に。

 フレデリック・ナイトという人は、一般的な知名度はほとんどありません。ソウル音楽のファンにのみ、知られた存在です。
 歌手であり、ソングライターであり、プロデューサー、なおかつレーベル・オーナーとして活躍をしています。

 というわけで本作は、フレデリック・ナイトがマルチな才能をいかんなく発揮しました。自分で書いた曲を自分で歌い、プロデュースして自前のレーベルからリリースしています。
 つまり外からの横やりに邪魔されることなく、自分のやりたいようにアルバム作りを貫徹できたわけです。

 それが原因なのかわかりませんが、B3とB4がちょっとアレな出来になってしまいました。周囲に諫める人がいなかったんでしょうか。暴走してます。
 しかしA2、A3、B2などディスコ受けを狙った曲はいいです。ヴォーカリストとしても、サウンド・クリエイターとしても優秀だったのは間違いありません。もっと有名になってもいい人だよな。
★★★

Written and Produced by Frederick Knight

Recorded at Malaco Studios, Jackson, Miss.
Engineered by James Griffin
Horns and Strings Arranged by Mike Lewis
Engineered and Recorded at Criteria Studio, Miami, Fla. By Jerry Masters
Remixed by William C. Brown III, Ardent Studios, Memphis, Tenn. and James Griffin B4 at Malaco
Mastering by Larry Nix Ardent Mastering Lab, Memphis, Tenn.

Drums: Blair Cunningham
Guitars: Dino Zimmerman, Michael Toals
Bass: Don Barrett
Moogs and Arp: Carl Marsh
Keyboards: Carson Whitsett, Frederick Knight
Percussion: Blair Cunningham, Frederick Knight
Background Vocals: Rhodes, Chalmers, Rhodes, Jewell Bass, Fearn Kinney, Jeanette Williams and Frederick Knight
Strings and Horns by The Miami Symphony

Photography: Fisher
Art Direction & Design: Bob Heilmall & Susan Reinhardt (AGI)

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