ローランド・ハナ / ローランドスケープ
A1 | Orange Funk オレンジ・ファンク | B1 | Thou Swell 素敵な貴方 |
A2 | This Can't Be Love ディス・キャント・ビー・ラヴ | B2 | I Didn't Know What Time It Was 時さえ忘れて |
A3 | It's a Small World イッツ・ア・スモール・ワールド | B3 | Dancing on the Ceiling ダンシング・オン・ザ・シーリング |
A4 | The Interloper ジ・インターロウパー | B4 | My Romance マイ・ロマンス |
A5 | It Never Entered My Mind 私の心には入れない |
ローランド・ハナによる、ロジャース&ハート作品集。
このピアニストはジム・ホールの『アランフェス協奏曲』というアルバムで、並み居るスター・プレイヤーたちに伍して大熱演していました。
その印象が強かったので、期待して買ってみたらちょっとガッカリの内容。
ハナ氏、無気力というわけではないんですが、本気を出し惜しんているような感じがしなくもない。
みっちり聴いてみると、ロジャース&ハートのナンバーよりも、A1、A3、A4のオリジナル曲の方に、まだ気力がこもっているような気がします。
スタンダード・ナンバーよりも、オリジナル曲で勝負したい!という願望を胸に秘めつつ、生活のため、食べるためにレコーディングの仕事は逃さず、選ばず、引き受ける。そういう姿勢が、プレイに顕れちゃったのかなあ。
実際のところはわかりません。ただ、拙ブログでもたびたび言及している通り、ジャズで食ってくのはとても大変なのです。Aクラスであっても。
ハナ氏以外にも、オリジナルにこだわりたくとも叶わず、スタンダード・ナンバーを弾くよう命ずるプロデューサーに背けなかったジャズメンはけっこういるんじゃないかって思う。
このピアニストはジム・ホールの『アランフェス協奏曲』というアルバムで、並み居るスター・プレイヤーたちに伍して大熱演していました。
その印象が強かったので、期待して買ってみたらちょっとガッカリの内容。
ハナ氏、無気力というわけではないんですが、本気を出し惜しんているような感じがしなくもない。
みっちり聴いてみると、ロジャース&ハートのナンバーよりも、A1、A3、A4のオリジナル曲の方に、まだ気力がこもっているような気がします。
スタンダード・ナンバーよりも、オリジナル曲で勝負したい!という願望を胸に秘めつつ、生活のため、食べるためにレコーディングの仕事は逃さず、選ばず、引き受ける。そういう姿勢が、プレイに顕れちゃったのかなあ。
実際のところはわかりません。ただ、拙ブログでもたびたび言及している通り、ジャズで食ってくのはとても大変なのです。Aクラスであっても。
ハナ氏以外にも、オリジナルにこだわりたくとも叶わず、スタンダード・ナンバーを弾くよう命ずるプロデューサーに背けなかったジャズメンはけっこういるんじゃないかって思う。
★★★ | 採点表を見る |
Produced by Gus Statiras
Roland Hanna: Piano
George Mraz: Bass
Ben Riley: Drums
Recorded February 2, 1978
Recording Engineer: Bruce Gerstein at Downtown Sound Studio, N. Y. C.
Roland Hanna: Piano
George Mraz: Bass
Ben Riley: Drums
Recorded February 2, 1978
Recording Engineer: Bruce Gerstein at Downtown Sound Studio, N. Y. C.
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