2018/07/08

Richard "Groove" Holmes / Soul Message ('65)

A1Groove's GrooveB1Song for My Father
A2DahoudB2The Things We Did Last Summer
A3MistyB3Soul Message
 きれいにボケた緑。いいレンズを使っているのでしょう。
 緑を見ていると心が落ち着く人がいるそうですけど、このジャケット写真を見ると、そういう気持ちがわかる。

 そしてガハハと笑っているでっかい黒人。体をゆすっているのでしょうか、動体ブレしてますな。
 ブレた写真というのはたいてい失敗です。しかし、このように動きをうまく表現することも可能。

 いやーさすがプロの写真家だなーと感心しつつクレジットを眺めていたら、ドン・シュリッテンが撮ったのねこれ。セミプロか。

 レス・マッキャンにスカウトされデビューしたオルガン奏者リチャード・グルーヴ・ホルムスの絶頂期のアルバムがこれ。

 さすがにジミー・スミスほどではないものの、人気も実力もあったオルガン奏者です。ジミー・スミスを頂点とするオルガン奏者ピラミッドの、かなりとんがった先っちょにまで迫りました。
 頂点のジミー・スミスを三井物産だとすると、リチャード・グルーヴ・ホルムスは双日あたりか。って例えがわからねえ。

 オルガン奏者はご存知の通り、左手でベースのパートを弾きます。リチャード・グルーヴ・ホルムスはこの左手のフレーズがしっかりしているんだよね。右手に意識するあまり、左手がおろそかになる、なんてことがありません。
 きっとこの人は左手でシコっているぞ。
★★★

Richard "Groove" Holmes: Organ
Gene Edwards: Guitar
Jimmie Smith: Drums

Recorded in Englewood Cliffs, NJ; August 3, 1965
Recording: Rudy Van Gelder
Produced by Cal Lampley

Design / Photo: Don Schlitten

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