2018/07/03

Phil Upchurch Presents L.A. Jazz Quintet ('86)

フィル・アップチャーチ / L.A.ジャズ・クインテット
ウェスト・コーストからのジャズ・メッセージ!!
A1Summertime
サマータイム
B1Big Al
ビッグ・アル
A2Sunday Morning
サンデー・モーニング
B2You'd Be So Nice to Come Home to
ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ
A3Here's That Rainy Day
ヒアーズ・ザット・レイニー・デイ
B3The Look of Love
ルック・オブ・ラブ
 たしかこの頃、日本はバブル景気の真っ只中でした。
 日本のレコード会社が潤沢なジャパンマネーを背景に、本場アメリカのジャズメンのレコードを精力的に制作していたんだよね。
 そこからマンハッタン・ジャズ・クインテットという人気グループも誕生しました。

 このL.A.ジャズ・クインテットは、その二番煎じです。中心になったのはギタリストのフィル・アップチャーチ。
 さらにボビー・ライルやハーヴィー・メイソンなど、そこそこ名の通った実力派をズラリと揃えています。ジャパンマネーのパワー恐るべし。
 フュージョンやブラコン畑の人選でありながら、オーソドックスなジャズを演奏しています。それまで地味なギタリスト人生を歩んできたフィル・アップチャーチが、ジャパンマネーで設えた檜舞台で生き生きと、伸び伸びと、楽しそうにギターをプレイしています。

 バカラック・ナンバーB3「ルック・オブ・ラブ」の、ピアノ・ソロからアコースティック・ギターへと続く流れがお気に入り。フルートのソフトな音色もハマっています。
★★★

All Arrangements by Phil Upchurch Except A2 by Brandon Fields

Phil Upchurch: Guitars
Brandon Fields: Alto Sax, Tenor Sax, Soprano Sax and Flute
Bobby Lyle: Piano
Brian Bromberg: Bass
Harvey Mason: Drums

Special Guest
Walt Fowler: Flugelhorn

Produced by Shigeyuki Kawashima & Phil Upchurch
Executive Producer: Masato "Paul" Morita
Recording Engineer: Jim Mooney
Assistant Engineer: Jerry Wood
Editing Engineer: Hatsuro Takanami
Mastering Engineer: Akira Makino
Recorded at Sage and Sound Studios, Hollywood, Ca., May 22, 1986

Art Direction: Yoshio Shiraki
Photos: Miseki Liu Simon (Front Cover), Atsuo Okawa (Back Cover)

0 件のコメント: