2018/06/26

Michael Johnson / You Can Call Me Blue ('80)

マイケル・ジョンソン / 哀しみのブルー
静かなるアメリカン・ポップ・ヴォーカリスト、マイケル・ジョンソン。
AORミュージック・シーンを代表するM・ジョンソンのアダルト・フィーリングあふれる傑作アルバム!
A1You Can Call Me Blue
哀しみのブルー
B1Right Through the Heart
素顔の心
A2After You
アフター・ユー
B2Don't Ask Why
ドント・アスク・ホワイ
A3Savin' It Up
あなただけの愛
B3Staying with It
愛につつまれて
A4You, You, You
ユー・ユー・ユー
B4You Sure Fooled Me
フールド・ミー
A5Blame It on the Rain
傷だらけの雨
B5Empty Hearts
エンプティー・ハート
 前々作『恋人たちのアルバム』前作『ダイアローグ…対話』の路線そのまんまです。ソングライターやプロデューサー、ミュージシャンもほぼ同じ顔ぶれ。

 ジャケットでギターを構えるマイケル・ジョンソンのお姿がじつに決まっていますね。
 さてはこのアルバム、今までのように弾き惜しみをせず、とことんギターを聴かせてくれるのかな、なんて期待したらやっぱりというか、3曲しか弾いていない。

 この人はたぶん、自分のギターの音が必要と感じたときのみ、弾くんだろうね。何が何でも弾きゃあいい、というのでなく、あくまでも音楽的必然性を重視するのでしょう。

 無意味に脱ぐことはないけど、ドラマの必然性があれば脱ぐ女優さんみたいなものでしょうか。
 逆に言うと、必要がありさえすればきっちり聴かせるのです。アルバム最後の「エンプティー・ハート」は、スペイン仕込みの美しいギターの音にうっとりしてしまいます。

 ちなみにマイケル・ジョンソンはべーやんのお気に入りだそうで、そう言われてみるとアダルト・コンテンポラリーの土俵にすんなりなじめない、いなたい雰囲気がべーやんに通じます。A1なんてほとんど演歌ですよ。
★★★

Produced by Brent Maher and Steve Gibson
Recorded at Creative Workshop, Berryhill, Tennessee
Engineers: Brent Maher and Rich Schirmer
Mastering: Ken Perry
Art Direction: B. Burks
Design: J. Lancaster
Photo: Tom Gibson

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