2018/06/24

Leon Haywood / Naturally ('80)

A1Don't Push It Don't Force ItB1If You're Lookin' for a Night of Fun (Look past Me, I'm Not the One)
A2DaydreamB2Who You Been Giving It up to?
A3That's What Time It IsB3Lover's Rap
A4Love Is What We Came Here For
 レオン・ヘイウッドがサム・クックの伴奏をしていたのは有名ですね。それ以前はビッグ・ジェイ・マクニーリーの後ろで弾いていたとか。

 ソウルの巨人たちから受け継いだバトンを手に70年代を走り抜いたヘイウッドが、新たにバトンを託す相手として白羽の矢を立てたのは、新星カール・カールトン。

 ちょうど本作の頃、ヘイウッドはカールトンのアルバムをプロデュースしています。2件の仕事は、もしかしたら同時進行していたのかもしれせんね。

 本作に関わった伴奏ミュージシャンやアレンジャーは、カールトンのレコーディングとほぼ同じ顔ぶれです。こっちの仕事はちゃっちゃと終わらせて、カールトンの方でめいっぱいがんばろうぜ!といったような関係者一同の申し合わせでもあったのではないか、そう思わずにいられないくらい、本作は一本調子で、どこを切っても同じような曲がひたすら続きます。

 まるで手間のかからない料理を、サッと作ってサッと出してきたかのような印象。まあそれでもそれなりの味がするってところが、彼らの能力の高さ、できるヤツは違うってことなのでしょうな。

 シングル・ヒットしたA1よりも、A2"Daydream"がいい。
 このベースは腰に来ますよ。それがベース・ソロになるや一転、「やる気あんのか!」と叱責したくなるような無気力プレイに徹するあたり、プロフェッショナルな仕事っぷりにしびれてしまいますね。

 ちなみにカールトンのアルバムはそのうち買おう、そのうち買おうと思いつつ、まだ買っていません。ジャケが怖くてなかなか手が出ないっす。
★★★

Produced by Leon Haywood Eve Jim Production

All Songs Written by Leon Haywood Except A3 Written by James Ingram and A4 Written by Bunny Siegler & Phil Hurt
Rhythm and Horn Arrangements by Leon Haywood & Tony Coleman Except B1 Horns Arranged by Tom Tom 84 and B2 Strings Arranged by Gene Page, Rhythm Arrangement by Leon Haywood, Horns Arranged by Leon Haywood & James Mitchell

Drums: James Gadson
Percussion: Tyrell Deadrick
Guitars: Anthony L. Drake, David T. Walker & Michael McGloiry
Bass: Rick Jones & Scott Edwards
Keyboards: Leon Haywood, James Ingram, Tony Coleman & Gail Deadrick
Background Vocals: Maxine Waters Willard, Julia Waters Tillman & James Ingram

Recorded at Sun Storm Recording Studios & Quantum Recording Studios & Janna’s Room, Los Angeles
Engineered by Reggie Dozier & Ron Capone
Art Direction & Design: Stan Martin
Photography: Jim Britt
Stylist: Amy Tafurt

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