2018/06/22

The Kenny Rankin Album ('77)

ケニー・ランキン / 愛の序奏
最もNOWでシャレた男の味……ケニー・ランキン。
彼の甘いヴォーカルと敏腕アレンジャー、ドン・コスタが織りなすアダルトな夢の世界!
これこそ時代を先どりする大人の為のイージー・リスニング・アルバム。
A1A House of Gold
ハウス・オブ・ゴールド
B1Groovin'
グルーヴィン
A2Here's That Rainy Day
ヒアズ・ザット・レイニー・デイ
B2While My Guitar Gently Weeps
ギターは泣いている
A3Make Believe
メイク・ビリーヴ
B3When Sunny Gets Blue
サニーがゆううつになった時
A4On and On
オン・アンド・オン
B4I Love You
アイ・ラヴ・ユー
A5You Are So Beautiful
ユー・アー・ソー・ビューティフル
B5Through the Eye of the Eagle
イーグルの目
 ソフトな伴奏に乗ってヒゲのおいちゃんが有名曲を歌う、いわゆるミドル・オブ・ザ・ロードというジャンルです。

 このケニー・ランキンという人は、一般的なMOR歌手、例えばアンディ・ウィリアムスやトニー・ベネットらと違い、自らギターを弾き、曲を作ります。
 MORでありながらSSWでもあるわけで、ジャンルの壁が脆かった70年代というのは、音楽を演る側も聴く側も、今より自由で幸せだったのではないかと思います。

 顔に似合わずマイルドでクリーミーなランキンの歌声は、アクセル・ローズのような激しいヴォーカルが好きな人には、刺激が足りないと感じるでしょう。
 私とてそこまで刺激を求める派ではありませんが、アルバム両面一気に聴くと、ちょっとモヤモヤします。

 MORのよさがわかるのに、私はもう少し老熟しなければならないようです。
★★★

Arranged and Conducted by Don Costa

Produced by Michael Stewart

The Quartet
Kenny Rankin: Acoustic Guitar, Acoustic Piano & Vocals
Wendy Haas: Electric Piano & Organ
Roy McCurdy: Drums
Peter Marshall: Bass

Sound by Ron Malo
Tenor Saxophone: Nino Tempo
B4 Background Vocals: Wendy Haas, Julie Tillman and Maxine Willard

Design: Pacific Eye & Ear
Photo: Luigi Cazzaniga

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