ケニー・ロギンズ / キープ・ザ・ファイア
A1 | Love Has Come of Age カム・オブ・エイジ | B1 | Who's Right, Who's Wrong ゲームは終り |
A2 | Mr. Night ミスター・ナイト | B2 | Keep the Fire キープ・ザ・ファイア |
A3 | This is It 明日に向かって | B3 | Give It Half a Chance ハーフ・ア・チャンス |
A4 | Junkanoo Holiday (Fallin'-Flyin') ジャンカヌー・ホリデイ | B4 | Will It Last ウィル・イット・ラスト |
A5 | Now and Then ナウ・アンド・ゼン |
これはマスターサウンド盤。
マスターサウンドというのは、通常盤よりも高音質を謳ったソニー特製のLPのことです。
マスターサウンドの能書きがいろいろ記されている冊子が添付されていて、いかにソニーの技術陣が高音質を熱心に追求したか、技術用語連発で解説しています。
オーディオマニアの人々ならこれを読んで欣喜雀躍するのではないでしょうか。
理論の方は私にはチンプンカンプンでしたが、80年代に世界を席捲する日本企業のパワーを裏付けた、テクノロジーに対する純粋で真摯な探究心を感じずにはいられません。
まあ、どれだけ高音質でも内容がスカなら死亡です。
その点、マスターサウンドがお利口だったのは、内容に定評のあるものだけをシリーズに連ねたことでしょう。あるいは、固定ファンが一定数見込めないと採算割れしてしまうほど、マスターサウンドの損益分岐点が高いところにあったのかもしれません。
それらを踏まえると、ファンが多く内容も優れたケニー・ロギンズの諸作は、マスターサウンドにうってつけの物件と言えます。たしか『ナイトウォッチ』もマスターサウンド盤がありましたよね。今度見かけたら買っておこう。
さてこの『キープ・ザ・ファイアー』、光り輝く金玉を捧げるケニー・ロギンズがインチキ新興宗教の教祖のごとき怪しさ爆発のジャケットにたまらない不安を覚えるものの、内容はいたって快活なロギンズ節に終始しています。
ノリノリに盛り上がるパーティ・チューンのA4「ジャンカヌー・ホリデイ」が終わると雰囲気が一転、パーティ客がみんな帰ってひとりぼっちになったようなA5「ナウ・アンド・ゼン」の寂しさったらありません。英語が聞き取れず、歌詞がわからないこの私でも、聴いていて涙がポロッとこぼれそうなバラードの逸品。
B1「ゲームは終り」のコーラスに、マイケル・ジャクソンが参加してペイジズの人とハモっています。しかも、この曲のサックス・ソロはマイケル・ブレッカー。つまり、マイケルとマイケルが夢の共演。ダブル浅野みたいなもんか。
マスターサウンドというのは、通常盤よりも高音質を謳ったソニー特製のLPのことです。
マスターサウンドの能書きがいろいろ記されている冊子が添付されていて、いかにソニーの技術陣が高音質を熱心に追求したか、技術用語連発で解説しています。
オーディオマニアの人々ならこれを読んで欣喜雀躍するのではないでしょうか。
理論の方は私にはチンプンカンプンでしたが、80年代に世界を席捲する日本企業のパワーを裏付けた、テクノロジーに対する純粋で真摯な探究心を感じずにはいられません。
まあ、どれだけ高音質でも内容がスカなら死亡です。
その点、マスターサウンドがお利口だったのは、内容に定評のあるものだけをシリーズに連ねたことでしょう。あるいは、固定ファンが一定数見込めないと採算割れしてしまうほど、マスターサウンドの損益分岐点が高いところにあったのかもしれません。
それらを踏まえると、ファンが多く内容も優れたケニー・ロギンズの諸作は、マスターサウンドにうってつけの物件と言えます。たしか『ナイトウォッチ』もマスターサウンド盤がありましたよね。今度見かけたら買っておこう。
さてこの『キープ・ザ・ファイアー』、光り輝く金玉を捧げるケニー・ロギンズがインチキ新興宗教の教祖のごとき怪しさ爆発のジャケットにたまらない不安を覚えるものの、内容はいたって快活なロギンズ節に終始しています。
ノリノリに盛り上がるパーティ・チューンのA4「ジャンカヌー・ホリデイ」が終わると雰囲気が一転、パーティ客がみんな帰ってひとりぼっちになったようなA5「ナウ・アンド・ゼン」の寂しさったらありません。英語が聞き取れず、歌詞がわからないこの私でも、聴いていて涙がポロッとこぼれそうなバラードの逸品。
B1「ゲームは終り」のコーラスに、マイケル・ジャクソンが参加してペイジズの人とハモっています。しかも、この曲のサックス・ソロはマイケル・ブレッカー。つまり、マイケルとマイケルが夢の共演。ダブル浅野みたいなもんか。
★★★ | 採点表を見る |
Kenny Loggins: Guitar & Vocals
George Hawkins: Bass & Vocals
Mike Hamilton: Guitar & Vocals
Tris Imboden: Drums & Percussion
Brian Mann: Keyboards & Electric Accordion
Jon Clarke: Oboe, English Horn, Clarinets, Flutes, Recorders, Saxophones & Tambourines
Vince Denham: Flutes, Saxophones & Cabassa
Milt Holland: All Percussions Except A3
Horn Arrangements by Brian Mann Except A2 and B2 by Brian Mann and Jon Clarke
Management: Larson & Recor Associates
Cover Concept: Scott Thom and Kenny Loggins
Cover Painting: Scott Thom
Cover Photography: Ed Caraeff Studios
Sleeve Photos: Eva Ein
Visual Coordination: Tony Lane A. D. for CBS
Crew: Johnny Pace, C. Wolfstock Wittenberg, Mitch Miller
This Album Was Recorded at Filmways / Wally Heider Recording Except for A2 Recorded at Santa Barbara Sound Recording
1st Engineer: Steve Gersky (The Miami Kid)
2nd Engineer: Michael Carnevale
Produced by Tom Dowd
George Hawkins: Bass & Vocals
Mike Hamilton: Guitar & Vocals
Tris Imboden: Drums & Percussion
Brian Mann: Keyboards & Electric Accordion
Jon Clarke: Oboe, English Horn, Clarinets, Flutes, Recorders, Saxophones & Tambourines
Vince Denham: Flutes, Saxophones & Cabassa
Milt Holland: All Percussions Except A3
Horn Arrangements by Brian Mann Except A2 and B2 by Brian Mann and Jon Clarke
Management: Larson & Recor Associates
Cover Concept: Scott Thom and Kenny Loggins
Cover Painting: Scott Thom
Cover Photography: Ed Caraeff Studios
Sleeve Photos: Eva Ein
Visual Coordination: Tony Lane A. D. for CBS
Crew: Johnny Pace, C. Wolfstock Wittenberg, Mitch Miller
This Album Was Recorded at Filmways / Wally Heider Recording Except for A2 Recorded at Santa Barbara Sound Recording
1st Engineer: Steve Gersky (The Miami Kid)
2nd Engineer: Michael Carnevale
Produced by Tom Dowd
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