2018/06/21

John Valenti / I Won't Change ('81)

ジョン・ヴァレンティ / 女はドラマティック
女はドラマティックに生きて欲しい!!
GirlからWomanに変わる時、そこにはドラマと歌がある。
女であることがドラマそのものだから、もっとドラマティックに生きて欲しい。
そんなドラマティック・ウーマン達に贈る僕の歌。
A1Who Will It Be
女はドラマティック
B1I Won't Change
アイ・ウォント・チェンジ
A2Did She Mention Me
うたかたの瞳
B2Stephanie
ステファニー
A3I'll Take You Back
君が好き
B3Runnin' Scared
ホットな夜と口紅
A4That's the Way Love Goes
ブロークン・ドリーム
B4Make It Up to You
たぶんロンリー
A5Best for You
ステキなほほえみ
B5Fight for Love
愛はジェラシー
 本作は数百円もあれば、中古レコード屋で買えます。

 しかしこの人の前作、"Anything You Want"というアルバムはとても稀少で、高嶺の花としてつとに有名です。どこかのお店で8,000円で売られているのを見たなあ。

 私なら8,000円あれば、1,000円のレコードを8枚、または500円のレコードを16枚買うでしょう。

 それだけ買えば、1枚か2枚はアタリがあるはず。"Anything You Want"は聴いたことないですけど、それを上回る作品に遭遇する可能性はきわめて高い。
 そんな風に考えちゃうんですよね。貧乏性なもので。

 なお数年前、アルバム"Anything You Want"はめでたくCD化されました。
 これを機にオリジナル・アルバムの価格が暴落して、私にだって買えるようになるのではないか…と大いに期待したものの、オリジナル・アルバムはあいも変わらず高値のまま。どういうこっちゃ?

 どうやらCDは、LPの音を録って作られたらしいんだよね。
 これについては私が自分の耳で確かめたわけではないので、もし間違っていたらごめんなさい。

 LPをマザーにCDをこしらえた場合、その音がLPを凌駕することは2億%ありません。そりゃそうだよな。ゆえにオリジナル・アルバムの価値が下がることはなく、高値安定だったわけです。市場は非情ってことね。

 どうして市中のLPソースでCDを作るのかというと、原盤がない、あるいはあってもボロボロで使えないから。
 過去の音源をきちんと保存・管理するというのは、なかなか大変なのです。それなりの設備や人手が必要、つまりカネがかかるわけ。

 ちなみに、マスターテープが行方不明というのはこの業界、けっして珍しいことではありません。マイナーレーベルが倒産したりすると、債権者がわーっと押し寄せて、黄金の稲穂を食い尽すイナゴの大群のように、金目のモノはむしり取って行きますからね。

 そういえば村西とおる監督も、アダルトビデオのマスターテープ(モザイク処理前)を借金取りに持ってかれちゃったらしいです。ってエロい話やめい。

 過去の名作をCDで聴きたい、という巷間の要望がどれだけ高くても、マスターテープがすでに散逸して見つからないものなら、CD化はあきらめなさい。LPを録音したCDなんて誰も欲しくはないでしょう。

 けっこうあるらしいんだよね。LPをタネに作製したCD。んなもん、CD-Rでよければうちのぼろいパソコンでも作れまっせ。
★★★★

Produced by George Tobin
In Association With Mike Piccirillo
For George Tobin Productions Inc.

Vocal and Piano: John Valenti

Guitars: Mike Piccirillo
Keyboards: Bill Cuomo
Bass: Scott Edwards, Kenny Burke, Eric Nelson
Drums: Ed Greene, Vince Colaiuta
Synthesizers: Mike Piccirillo
Sax: Joel Peskin, Larry Klimas on B2
Trumpet: Chuck Findley
Background Vocals: Mike Piccirillo, John Valenti, Edna Wright and Darlene Love

Arranged by George Tobin and Mike Piccirillo
Recorded and Mixed at Sound Recorders, North Hollywood
Engineered by Howard Lee Wolen and Mark Wolfson
Mixed by George Tobin and Mike Piccirillo
Production Coordinator: Lisa Marie

Direction for GTP: Gary Goetzman
Art Direction and Design: Glenn Parsons and Tim Bryant / Gribbitt!
Photography: Marv Lyons

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

「私なら8,000円あれば、1,000円のレコードを8枚、または500円のレコードを16枚買うでしょう。」
私もそういうタイプです😅

私 John Valentiの1st持ってるんですが、多分日本一安く買った男です
なんと¥500‼️しかもシールド‼️

kuromara さんのコメント...

コメントありがとうございます。
私にとって、中古レコードはおみくじみたいなもの。
引く回数を増やせば、それだけ吉が当たる。
というわけで、安レコをたくさん買いたいのです。

『女はドラマティック』は、とてもいいアルバムです。
なのでヴァレンティの1stも大いに気になるところ。しかし、何せ高い。
これが90年代なら、真価に気付かない中古レコード店がめっちゃ安い値札付けたりしたのでしょうけど。
それにしても500円とは羨ましい。