2018/06/10

The Crusaders / Scratch ('74)

ザ・クルセイダーズ / スクラッチ
快進撃を続けるファンキー十字軍クルセイダーズ初の実況録音盤遂に登場!!
今や主流になりつつあるブラック・ファンの旗頭クルセイダーズのバイタルでファンキーで熱狂的なライヴは聴く者を魅了して放さない。
A1Scratch
スクラッチ
B1Hard Times
ハード・タイムス
A2Eleanor Rigby
エリノア・リグビー
B2So Far Away
ソー・ファー・アウェイ
B3Way Back Home
ウェイ・バック・ホーム
 ロサンゼルスのライブハウス「ロキシー」における実況盤。
 ガヤガヤとした会場のざわめきと、皿や食器のカチャカチャ音。『ワルツ・フォー・デビイ』なつかみで熱狂のライブがスタート。
 小規模なライブハウスならではの、お客さんの濃い盛り上がりが、演奏しているクルセイダーズの面々をはやし立て、粘っこいノリが場内に充満します。

 B2「ソー・ファー・アウェイ」のウルトラ・ロング・トーンは、仮にレコーディング・スタジオでやっても、空しいだけ。ライブだからこそ活きた。もちろんお客さん大喜び。
 やんやの歓声に、後を引き継いだラリー・カールトンのギター・ソロも、まるで熱に浮かされたかのようです。

 最後のB3「ウェイ・バック・ホーム」のイントロで、ウェイン・ヘンダーソンがメンバーを紹介します。
 バンドとお客さんの心のこもったやりとりが、英語のわからない私でさえも幸福な気分にしてしまいます。
 あたかもライブの聴衆になったかのような疑似体験をしつつ、その熱狂にナマで参加できない寂しさをも味わえるという点で、良質のライブ盤と言えましょう。
★★★

The Crusaders
Wayne Henderson: Trombone
Wilton Felder: Tenor Saxophone
Joe Sample: Keyboards
Stix Hooper: Drums

And Friends
Larry Carlton: Guitar
Max Bennett: Bass

A Crusaders Production Produced by Stewart Levine
Engineered by Rick Pekkonen

Many Thanks to the Remote Recording Facilities of Wally Heider Recording and The Record Plant, Los Angeles, California
Mastering by Arnie Acosta at The Mastering Lab

Album Design and Front Cover Photo by Tom Wilkes Productions, Inc.
Back Cover Photos by Neal Preston & Suzanne Ayers

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