クリス・レア / ベニーズ・ソング
A1 | Whatever Happened to Benny Santini ベニーズ・ソング | B1 | Fool (If You Think It's over) フール |
A2 | The Closer You Get クローサー・ユー・ゲット | B2 | Three Angels スリー・エンジェルズ |
A3 | Because of You 愛につつまれて | B3 | Just One of Those Days 想い出のレイニー・ウォーク |
A4 | Dancing with Charlie ダンシング・チャーリー | B4 | Standing in Your Doorway 愛のかけら |
A5 | Bows and Bangles ラスト・グッドバイ | B5 | Fires of Spring ファイアーズ・オブ・スプリング |
これはリイシューです。
国内盤のファースト・イシューは、たしかモノクロのジャケットだったような気がする。
ファーストは東芝EMI、リイシューはCBSソニーと、ディストリビューターが違うんだよね。
世界中で大ヒットしてクリス・レアの名前を知らしめたB1「フール」は、当初「青春のいたずら」という邦題だったそうです。
この邦題はリイシューに際し、なかったことにされてしまいました。どうしてかな?
おそらく、「いたずら」という言葉に性的虐待の色が着いてしまったからだと思われます。
もともと、レイプのことをいたずらと言い換えたのは、被害に遭った方たちへの配慮だったそうです。
それはそれで間違っていない。でもそれが定着する一方で、本来いたずらという言葉が含んでいた、無邪気な意味合いが消えてしまいました。
いたずらという言葉さえもレイプされてしまったわけ。
私は「青春のいたずら」のシングルが欲しくて、あちこち靴底を摩耗させてさがし回りましたが、見つけることはできませんでした。かなり稀少のようです。レアだけに。
これがデビューとはとても思えないくらいの渋い歌声で、失恋した妹を慰めるB1「フール」がやはり、本作最大の聴きどころでしょう。異論はないと思う。
エレピ、ソプラノ・サックス、ストリングスがうねり、くねり、妹の再起をみんなでそっと見守るのです。
クリス・レアはこのアルバムを後年、思い通りに作れなかった不本意な作品だと述懐しているそうです。
それも無理からぬこと。
当時の彼は右も左もわからんヒヨっ子だったわけで、大物プロデューサーの言うがままだったことでしょう。
しかし、このアルバムがとても優れた作品であることは、みなさん聴いての通りです。
本人の自己満足度と、作品の出来不出来は、必ずしも正比例しないのだということを、本作はわれわれに教えてくれるんだな。
ところで本盤について、気になることがひとつあります。
A3「愛につつまれて」の3:20辺り、左chにピッという短い電子音が入っているのです。制作時に、何らかのチョンボがあって混入してしまった雑音と思われます。
これは私が持っている国内盤リイシューだけなのか。はたまた東芝EMI盤や、英盤・米盤にもあるのか。ひょっとしたらCD化されても残ってしまったのか。
どうなんでしょう。そもそも何の音なんだこれは。このアルバムをお持ちの方、ちょっと聴いてみてもらえませんか。
国内盤のファースト・イシューは、たしかモノクロのジャケットだったような気がする。
ファーストは東芝EMI、リイシューはCBSソニーと、ディストリビューターが違うんだよね。
世界中で大ヒットしてクリス・レアの名前を知らしめたB1「フール」は、当初「青春のいたずら」という邦題だったそうです。
この邦題はリイシューに際し、なかったことにされてしまいました。どうしてかな?
おそらく、「いたずら」という言葉に性的虐待の色が着いてしまったからだと思われます。
もともと、レイプのことをいたずらと言い換えたのは、被害に遭った方たちへの配慮だったそうです。
それはそれで間違っていない。でもそれが定着する一方で、本来いたずらという言葉が含んでいた、無邪気な意味合いが消えてしまいました。
いたずらという言葉さえもレイプされてしまったわけ。
私は「青春のいたずら」のシングルが欲しくて、あちこち靴底を摩耗させてさがし回りましたが、見つけることはできませんでした。かなり稀少のようです。レアだけに。
これがデビューとはとても思えないくらいの渋い歌声で、失恋した妹を慰めるB1「フール」がやはり、本作最大の聴きどころでしょう。異論はないと思う。
エレピ、ソプラノ・サックス、ストリングスがうねり、くねり、妹の再起をみんなでそっと見守るのです。
クリス・レアはこのアルバムを後年、思い通りに作れなかった不本意な作品だと述懐しているそうです。
それも無理からぬこと。
当時の彼は右も左もわからんヒヨっ子だったわけで、大物プロデューサーの言うがままだったことでしょう。
しかし、このアルバムがとても優れた作品であることは、みなさん聴いての通りです。
本人の自己満足度と、作品の出来不出来は、必ずしも正比例しないのだということを、本作はわれわれに教えてくれるんだな。
ところで本盤について、気になることがひとつあります。
A3「愛につつまれて」の3:20辺り、左chにピッという短い電子音が入っているのです。制作時に、何らかのチョンボがあって混入してしまった雑音と思われます。
これは私が持っている国内盤リイシューだけなのか。はたまた東芝EMI盤や、英盤・米盤にもあるのか。ひょっとしたらCD化されても残ってしまったのか。
どうなんでしょう。そもそも何の音なんだこれは。このアルバムをお持ちの方、ちょっと聴いてみてもらえませんか。
★★★★ | 採点表を見る |
All Words and Music by Chris Rea
Produced by Gus Dudgeon
Engineer: Phil Dunne
Assistant Engineer: Stuart Epps
Cutting Engineer: Ian Cooper at Utopia
Sleeve Photography: Han-Chew Tham
Sleeve and Lyric Sheet Design: Jubilee Graphics
Produced by Gus Dudgeon
Engineer: Phil Dunne
Assistant Engineer: Stuart Epps
Cutting Engineer: Ian Cooper at Utopia
Sleeve Photography: Han-Chew Tham
Sleeve and Lyric Sheet Design: Jubilee Graphics
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