
ボズ・スキャッグス / マイ・タイム
A1 | Dinah Flo ダイナ・フロー | B1 | Hello My Lover ハロー・マイ・ラヴァー |
A2 | Slowly in the West スローリー・イン・ザ・ウエスト | B2 | Freedam for the Stallion フリーダム・フォア・ザ・スタリオン |
A3 | Full-Lock Power Slide フルロック・パワー・スライド | B3 | He's a Fool for You ヒーズ・ア・フール・フォア・ユウ |
A4 | Old Time Lovin' オールド・タイム・ラヴィング | B4 | We're Gonna Roll ウィアー・ゴナ・ロール |
A5 | Might Have to Cry マイト・ハフ・トゥ・クライ | B5 | My Time マイ・タイム |
中古レコードを買う人々の性向にも色々あって、たとえばアメリカのアーティストのアルバムの場合、
ちなみに私は両方とも(どっちでもいい)派です。
しかし「ぶっとび邦題」が好きな私はしぜん、ファースト・イシューの日本盤を選ぶことが多くなります。なぜならあまりにもぶっとんだ邦題だと、リイシューの際に「なかったこと」にされてしまう恐れがあるからです。
最近ではキング・クリムゾンの「21世紀の精神異常者」がなかったことにされてしまいました。
いずれにせよ、邦題に興味のつきない私が一番悲しくなるのが本作のようなパターン。
つまり英語をただカタカナにしただけ。これはつまらないですね。
そんな中、少し気にかかったのが「ヒーズ・ア・フール・フォア・ユウ」の「ユウ」…「ユー」ではなくて、「ユウ」というのがちょっぴりキャロルな感じっていうか。
ともあれ本作、A面のっけに「ダイナ・フロー」を持ってきました。
カーテンと窓を開けたら、空気の淀んだ暗い部屋にさわやかな外気が吹き抜けていった…そういう清々しさを感じさせる曲ですよね。
これはボズの、オレはもうこっちの路線で行くからな宣言だと考えていいでしょう。
前作『ボズ・スキャッグス&バンド』の時点でなら、ブルースマンとして生きる道もまだ、残されていたのかもしれない。たとえばエルヴィン・ビショップのような、白人ブルースの名手に成り上がる可能性だって、大いにあったはず。
しかし本作で、ボズは決めたのです。おのれの進む道を。
当時、生まれたばかりのアダルト・コンテンポラリーという新興ジャンルにボズは乗り込み、音楽界に新風を吹き込みました。
暗中模索しながらズンズン突き進み、やがてジャンルを代表する巨星となるボズの、最初の一歩が本作。その歩みを踏み出すためには、ブルースを見限るしかなかったのでしょうか。
ただしこのアルバム、最初の一歩にしては気負いなんてありません。そこは高田純次ですから。全体的にちょっとゆるめのムードです。B3「ヒーズ・ア・フール・フォア・ユウ」からB5「マイ・タイム」に至る終盤の流れが好きです。
- アメリカ盤がいい
- 日本盤がいい
- どっちでもいい
- オリジナルがいい
- リイシューがいい
- どっちでもいい
ちなみに私は両方とも(どっちでもいい)派です。
しかし「ぶっとび邦題」が好きな私はしぜん、ファースト・イシューの日本盤を選ぶことが多くなります。なぜならあまりにもぶっとんだ邦題だと、リイシューの際に「なかったこと」にされてしまう恐れがあるからです。
最近ではキング・クリムゾンの「21世紀の精神異常者」がなかったことにされてしまいました。
いずれにせよ、邦題に興味のつきない私が一番悲しくなるのが本作のようなパターン。
つまり英語をただカタカナにしただけ。これはつまらないですね。
そんな中、少し気にかかったのが「ヒーズ・ア・フール・フォア・ユウ」の「ユウ」…「ユー」ではなくて、「ユウ」というのがちょっぴりキャロルな感じっていうか。
ともあれ本作、A面のっけに「ダイナ・フロー」を持ってきました。
カーテンと窓を開けたら、空気の淀んだ暗い部屋にさわやかな外気が吹き抜けていった…そういう清々しさを感じさせる曲ですよね。
これはボズの、オレはもうこっちの路線で行くからな宣言だと考えていいでしょう。
前作『ボズ・スキャッグス&バンド』の時点でなら、ブルースマンとして生きる道もまだ、残されていたのかもしれない。たとえばエルヴィン・ビショップのような、白人ブルースの名手に成り上がる可能性だって、大いにあったはず。
しかし本作で、ボズは決めたのです。おのれの進む道を。
当時、生まれたばかりのアダルト・コンテンポラリーという新興ジャンルにボズは乗り込み、音楽界に新風を吹き込みました。
暗中模索しながらズンズン突き進み、やがてジャンルを代表する巨星となるボズの、最初の一歩が本作。その歩みを踏み出すためには、ブルースを見限るしかなかったのでしょうか。
ただしこのアルバム、最初の一歩にしては気負いなんてありません。そこは高田純次ですから。全体的にちょっとゆるめのムードです。B3「ヒーズ・ア・フール・フォア・ユウ」からB5「マイ・タイム」に至る終盤の流れが好きです。
★★★ | 採点表を見る |
A3, A4, B2 and B4
Recorded at CBS Studios, San Francisco
Drums: George Rains
Bass: David Brown
Keyboards: Joachim Young
Guitar: Boz Scaggs
Background Vocals: Linda Tillery, Dorothy Morrison and Boz Scaggs
Horns on A4 and B2 by Mel Martin, Bob Ferreira, Tom Harrell and Jim Rothermel
Horns on B4 by Jack Schroer and Jules Broussard
Produced by Roy Halee and Boz Scaggs
Engineer: Roy Halee
A1, A2, A5, B1, B3 and B5
Recorded at Muscle Shoals Sound Studios, Sheffield, Alabama
Drums: Roger Hawkins
Bass: David Hood
Piano: Barry Beckett
Organ and Electric Piano: Clayton Ivey
Guitars: Jimmy Johnson, Eddie Hinton (Acoustic), Pete Carr and Boz Scaggs
Background Vocals: Charles & Sandra Chalmers and Donna Rhodes
Horns: M. S. S. Horns
Produced by Boz Scaggs
Photography: Ethan A. Russell
Graphics: Anne Garner
Recorded at CBS Studios, San Francisco
Drums: George Rains
Bass: David Brown
Keyboards: Joachim Young
Guitar: Boz Scaggs
Background Vocals: Linda Tillery, Dorothy Morrison and Boz Scaggs
Horns on A4 and B2 by Mel Martin, Bob Ferreira, Tom Harrell and Jim Rothermel
Horns on B4 by Jack Schroer and Jules Broussard
Produced by Roy Halee and Boz Scaggs
Engineer: Roy Halee
A1, A2, A5, B1, B3 and B5
Recorded at Muscle Shoals Sound Studios, Sheffield, Alabama
Drums: Roger Hawkins
Bass: David Hood
Piano: Barry Beckett
Organ and Electric Piano: Clayton Ivey
Guitars: Jimmy Johnson, Eddie Hinton (Acoustic), Pete Carr and Boz Scaggs
Background Vocals: Charles & Sandra Chalmers and Donna Rhodes
Horns: M. S. S. Horns
Produced by Boz Scaggs
Photography: Ethan A. Russell
Graphics: Anne Garner
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