2018/05/28

Barry Manilow / Even Now ('78)

バリー・マニロウ / 愛と微笑の世界
A1Copacabana (at the Copa)
コパカバーナ
B1Even Now
忘れえぬ面影
A2Somewhere in the Night
夜のしじまに
B2I Was a Fool (to Let You Go)
去りゆく人
A3A Linda Song
リンダに捧げるバラード
B3Losing Touch
ルージング・タッチ
A4Can't Smile without You
涙色の微笑
B4I Just Want to Be the One in Your Life
愛する人はひとり
A5Leavin' in the Morning
朝もやの別れ
B5Starting Again
よみがえる愛
A6Where Do I Go from Here
あてのない旅
B6Sunrise
サンライズ
 特異な構成のアルバムです。A面B面各6曲の全12曲。
 オープナーのA1「コパカバーナ」のみ、軽快なダンス・ナンバー。残りの11曲はバラードなのです。
 バラード11連発ですよ!並のアーティストであれば、とてもじゃないが聴きたいなんて思わないでしょう。

 しかしバリー・マニロウは別格です。バラード11連発を、見事ものにしました。

 ひとくちにバラードといっても、実際は多様です。
 ダイナミック・バラード、ドラマティック・バラード、ラテン調バラード、スイング・ジャズ風バラードなど、手を変え品を変え、山あり谷ありの起伏に富んだ展開で飽きさせません。
 マニロウがいちばん波に乗っていた時期であり、何をやってもうまく行ったのでしょう。バラード11連発というのも狙って打ち出したわけではなく、充実した音楽を詰め込んだら結果的にそうなったというだけなのかもしれません。

 ジャジーなB2「去りゆく人」はビッグ・バンドのグルーヴたっぷりでこの人のジャズへの憧憬を感じさせます。
 どこをどう切ってもマニロウ節いっぱいなドラマティック・バラードB4「愛する人はひとり」の幸福感ったらない。
★★★★★

Produced by Ron Dante and Barry Manilow

Engineer: Michael Delugg

Rhythm Section
Drums: Ronnie Zito
Bass: Will Lee
Piano: Barry Manilow
Keyboards: Bill Mays
Guitar: Mitch Holder
Percussion: Allan Estes

Background Vocals: Ron Dante and Barry Manilow

Musician Contractor in California: Shaun Harris
Musician Contractor in New York: Artie Kaplan

Recorded at A&M Studios, Hollywood, California
Assistant Engineer: Derek Dunan
A2 Recorded at Media Sound Studios, NYC
July Thru November 1977

Cover Design: Barry Manilow and Lee Gurst
Photography: Lee Gurst

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