バリー・マニロウ / 想い出の中に
単なるシンガーではなくマルチ・タレントなエンターテイナーとして活躍するバリー・マニロウ。
円熟した男の魅力を漂わせる自信作。
円熟した男の魅力を漂わせる自信作。
A1 | This One's for You 恋人達への賛歌 | B1 | Let Me Go レット・ミー・ゴー |
A2 | Daybreak 夜明け(デイブレーク) | B2 | Looks Like We Made It 想い出の中に |
A3 | You Oughta Be Home with Me 二人のスイート・ホーム | B3 | Say the Words さよなら恋人 |
A4 | Jump Shout Boogie ジャンプ・シャウト・ブギー | B4 | All the Time オール・ザ・タイム |
A5 | Weekend in New England ニュー・イングランドの週末 | B5 | (Why Don't You) See the Show Again 二人でショーを |
どのアルバムでもいちばん大事なのは、A面の最初の曲。
アルバムの顔であり、そしてアルバムの命でもあります。これがダメだと、もうダメです。
作り手にとっても、聴き手にとっても、大いに気合いが入るところです。異論はないでしょう、みなさん。
その次に大事なのは、どこか。私はB面最後の曲だと思います。
いかに始めるかと同じように、いかに終わらせるかが大事なのです。恋愛といっしょですなあ。…って知らんけど。
B面最後、つまりアルバムの終章をいかにしめくくるか、このあたりにアーティストの個性がうかがえます。
アルバムの「しめ」を大別すると、
上で述べたアーティストの個性というのは、前者を採用するアーティストは、たいがいのアルバムで前者ですし、後者を採用するアーティストは、たいがいのアルバムで後者になるということです。
アルバムによって作風をコロコロ変えるアーティストはたくさんいますが、この部分についてはぶれません。音楽の表層的なスタイルよりも深いところで、アーティスト各々の死生観のようなものがアルバムのしめ方に投影されているのかもしれませんね。
私は断然、後者が好きです。
しっとりと余韻を残しつつ、レコードの針が内周の無音部分をマヌケに回り続ける。これが好きなのです。
このアルバムは、しっとり系の理想形として挙げておきたい。B5「二人でショーを」のしっとり感。もう言葉もありません。
アルバムの顔であり、そしてアルバムの命でもあります。これがダメだと、もうダメです。
作り手にとっても、聴き手にとっても、大いに気合いが入るところです。異論はないでしょう、みなさん。
その次に大事なのは、どこか。私はB面最後の曲だと思います。
いかに始めるかと同じように、いかに終わらせるかが大事なのです。恋愛といっしょですなあ。…って知らんけど。
B面最後、つまりアルバムの終章をいかにしめくくるか、このあたりにアーティストの個性がうかがえます。
アルバムの「しめ」を大別すると、
- 元気が出るワッショイ系
- 寂寥感あふれるしっとり系
上で述べたアーティストの個性というのは、前者を採用するアーティストは、たいがいのアルバムで前者ですし、後者を採用するアーティストは、たいがいのアルバムで後者になるということです。
アルバムによって作風をコロコロ変えるアーティストはたくさんいますが、この部分についてはぶれません。音楽の表層的なスタイルよりも深いところで、アーティスト各々の死生観のようなものがアルバムのしめ方に投影されているのかもしれませんね。
私は断然、後者が好きです。
しっとりと余韻を残しつつ、レコードの針が内周の無音部分をマヌケに回り続ける。これが好きなのです。
このアルバムは、しっとり系の理想形として挙げておきたい。B5「二人でショーを」のしっとり感。もう言葉もありません。
★★★★ | 採点表を見る |
Produced by Ron Dante and Barry Manilow
Recording Engineer: Michael Delugg
Background Vocals By: Lady Flash Monica Burruss, Debra Byrd & the Lady in the Middle With the Very Strange Name: Barry Manilow and Ron Dante
Cover Design & Photography: Lee Gurst
Recorded and Mixed at Mediasound, N.Y.C.
Recording Engineer: Michael Delugg
Background Vocals By: Lady Flash Monica Burruss, Debra Byrd & the Lady in the Middle With the Very Strange Name: Barry Manilow and Ron Dante
Cover Design & Photography: Lee Gurst
Recorded and Mixed at Mediasound, N.Y.C.
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