2018/05/27

Alcione / A Voz do Samba ('75)

アルシオーネ / 愛のサンバは永遠に
A1Historia De Pescador
漁師の物語
B1Nao Deixe O Samba Morrer
愛のサンバは永遠に
A2O Surdo
私のスルド(大太鼓)
B2Etelvina, Minha Nega
黒人娘エテルビーナ
A3Acorda, Que Eu Quero Ver
恋人を忘れないで
B3E Amor Deixa Doer
愛に悩んでもかまわない
A4Aruande
アルアンデの歌
B4Todo Mundo Quer
すてきな仕事
A5Batuque Feiticeiro
サンバに踊り狂って
B5Ate O Dia Sao Nunca
私を笑ったあなた
A6Espera
絶望のサンバ
B6Samba Em Pazz / A Voz Do Morro
平和のサンバ~サンバの歌声
 ブラジルの人ってなんか楽しそうだな、という印象があります。
 たぶん、子供の頃テレビで見ていた¥ショップ武富士のCMのせい。みなさん、覚えていますよね。「エイッソアイー」と叫ぶブラジルの兄ちゃんのあれです。

 エイッソアイがどのような意味なのかはわかりません。でもまあ、サラ金のCMですからね。とりあえず享楽的に生きて、足りなくなったらつまんでくれよ、くらいのことなのでしょう。
 アリとキリギリスで例えるなら、ブラジル人はどいつもキリギリスと言わんばかりです。ブラジル人を小馬鹿にする増上慢を感じますなあ。

 さて、サラ金のようにテレビでCMを打てない裏稼業に闇金というのがあるそうです。アングラの貸金屋で、たいへんな利率で恐れられています。ところによっちゃ10日で1割の利息を取るのだとか。
 この利息で1,000円を借りた場合、10年後の返済額はいくらになっているか、ちょっと計算してみました。

¥1,283,305,580,313,390,000-

 何じゃこりゃ。桁が多すぎてさっぱり実感がわきませんね。
 1万円札の厚さが0.1mmだとすると、このお金を積み上げたらだいたい1,300万km弱の高さになるってことです。スカイツリーや富士山よりも、ずっと高い。イモトだって登れない。
 1万円札の重さが1gだとすると、4tトラックでおよそ3億台分。どこにそんだけトラックあるんだよって話です。

 つまりどれだけコワモテの取り立て屋が来ても、回収できまへん。不可能です。そもそもそれだけの現金が、存在しないのですから。
 128京円。日本中の、いや世界中のお金を残らずかき集めても、とうてい及ばないくらいの巨額。ビットコインを足したってムリ。
 10日で1割の利息というのは、つまりこういうことなのです。貸す側も、借りる側も、そういう覚悟で臨みましょう。

 なおこのアルバムで私が好きなのは、B6のメドレー。
 後半の「サンバの歌声」に入るやリズムがドドーッと一斉に走り出し、聴いている私もつられてじっとしていられない。めっちゃ腰にきます。歌詞もすごいんですよこれ。
★★★

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