A1 | That's the Thing To Do | B1 | Shove It in the Oven |
A2 | Hold On | B2 | Peaceful Stream |
A3 | Fantastic Dreams | B3 | Stay Together |
A4 | Can You Feel It | B4 | I Promise |
圧力鍋を、やたらカッコイイ撮り方しています。広角レンズのパースのせいか、こちらに迫って来るような勢いがありますね。
前々年に公開され、大ヒットした映画『スター・ウォーズ』に登場するロボット、R2-D2の連想なのでしょうか。迫力の一方で、どこか愛嬌も感じる圧力鍋です。
ちなみにこの裏は、圧力上昇して蒸気が噴き出し、圧力計の針が振り切れガラスも割れているホラーな写真。
なお本作がリリースされた79年は、『チャイナ・シンドローム』という映画が公開されました。もしや、原子力や放射能に対する警鐘のつもりなのでしょうか。
プレッシャーというバンドについては、詳しいことはよくわかりません。本作はおそらく、ロニー・ロウズのバンド・メンバーによる、いわゆる「ボス抜きセッション」の類と思われます。例えるなら、バリー・マニロウがレディ・フラッシュをプロデュースするようなもん。
こみ上げる衝動を抑えきれなかったのか、一部の曲(A4やB4)でボスも参加しちゃいました。下っ端だけの飲み会なのに、呼んでいないはずの課長がなぜか闖入して場の雰囲気が微妙になってしまうこと、ありますよね。きっとそんな感じ。
激烈ファンクな曲と、ゆったりのんびりチューンをほぼ交互に並べてあります。そのためアルバムの流れにメリハリが生まれ、退屈することなくAB面とも完走できます。
B1およびB2は、ベイクド・ポテトにこの人ありと謳われたキーボードの名手、バーナビー・フィンチがフェンダー・ローズをまるで親の仇のように、食いちぎらんばかりに激しく弾き倒しています。本来やさしい音色のローズが、肩ぶつかっただけの通行人を血だるまにして路上に転がしてしまう凶暴なヤーさんのようになってしまいました。こりゃ後でボスに怒られるぞ。
私が好きなのはA3。タイトル通り、ふわふわと夢でも見ている気分になれますよ。
当時はフュージョンやブラコンが盛り上がっていた時代です。ジャンル全体に勢いがあったことでしょう。人気作・話題作が毎月のように大量リリースされる状況に、埋もれてしまった感の否めないプレッシャー。残念なことに、本作が唯一のアルバムです。このまま埋もれさせるのは惜しい。しかし21世紀の今、インターネット検索にヒットしにくいこのようなバンド名だと、やっぱり埋もれるしかないのかもしれません。
中古レコード店で見かけたら、ぜひ手にとってやって下さい。
ただし、フュージョンにありがちな「オレたち、高度な音楽やってるっしょ」アピールがじゃっかん鼻につくので、そういうのが気に障る人にはちょっとオススメしがたい。
前々年に公開され、大ヒットした映画『スター・ウォーズ』に登場するロボット、R2-D2の連想なのでしょうか。迫力の一方で、どこか愛嬌も感じる圧力鍋です。
ちなみにこの裏は、圧力上昇して蒸気が噴き出し、圧力計の針が振り切れガラスも割れているホラーな写真。
なお本作がリリースされた79年は、『チャイナ・シンドローム』という映画が公開されました。もしや、原子力や放射能に対する警鐘のつもりなのでしょうか。
プレッシャーというバンドについては、詳しいことはよくわかりません。本作はおそらく、ロニー・ロウズのバンド・メンバーによる、いわゆる「ボス抜きセッション」の類と思われます。例えるなら、バリー・マニロウがレディ・フラッシュをプロデュースするようなもん。
こみ上げる衝動を抑えきれなかったのか、一部の曲(A4やB4)でボスも参加しちゃいました。下っ端だけの飲み会なのに、呼んでいないはずの課長がなぜか闖入して場の雰囲気が微妙になってしまうこと、ありますよね。きっとそんな感じ。
激烈ファンクな曲と、ゆったりのんびりチューンをほぼ交互に並べてあります。そのためアルバムの流れにメリハリが生まれ、退屈することなくAB面とも完走できます。
B1およびB2は、ベイクド・ポテトにこの人ありと謳われたキーボードの名手、バーナビー・フィンチがフェンダー・ローズをまるで親の仇のように、食いちぎらんばかりに激しく弾き倒しています。本来やさしい音色のローズが、肩ぶつかっただけの通行人を血だるまにして路上に転がしてしまう凶暴なヤーさんのようになってしまいました。こりゃ後でボスに怒られるぞ。
私が好きなのはA3。タイトル通り、ふわふわと夢でも見ている気分になれますよ。
当時はフュージョンやブラコンが盛り上がっていた時代です。ジャンル全体に勢いがあったことでしょう。人気作・話題作が毎月のように大量リリースされる状況に、埋もれてしまった感の否めないプレッシャー。残念なことに、本作が唯一のアルバムです。このまま埋もれさせるのは惜しい。しかし21世紀の今、インターネット検索にヒットしにくいこのようなバンド名だと、やっぱり埋もれるしかないのかもしれません。
中古レコード店で見かけたら、ぜひ手にとってやって下さい。
ただし、フュージョンにありがちな「オレたち、高度な音楽やってるっしょ」アピールがじゃっかん鼻につくので、そういうのが気に障る人にはちょっとオススメしがたい。
★★★ | 採点表を見る |
Produced by Ronnie Laws
Musicians
Melvin Robinson: Lead Guitar and Rhythm Guitar
Barnaby Finch: Synthesizers and Keyboards
Bobby Vega: Bass Guitar
Pat Kelly: Lead Guitar and Rhythm Guitar
Art Rodriguez: Drums and Percussion
Ronnie Laws: Tenor Sax
Vocalists
Melvin Robinson
Betty Jo Miller
Samuel Moore
Reggie Alexander
Sandra
Ronnie Laws
Johnny Laws
Pat Kelly
Executive Producer: Jerry Goldstein
Management: Steve Gold / Far Out Management Ltd.
Recorded at Indigo Ranch
Engineer: Chris Brunt
Mastered by Wally Traugott
Art Direction: George Osaki / Kathe Schreyer
Design & Lettering: Terry Larson Studio
Photos: Ron Slenzak
A Far Out Production
Musicians
Melvin Robinson: Lead Guitar and Rhythm Guitar
Barnaby Finch: Synthesizers and Keyboards
Bobby Vega: Bass Guitar
Pat Kelly: Lead Guitar and Rhythm Guitar
Art Rodriguez: Drums and Percussion
Ronnie Laws: Tenor Sax
Vocalists
Melvin Robinson
Betty Jo Miller
Samuel Moore
Reggie Alexander
Sandra
Ronnie Laws
Johnny Laws
Pat Kelly
Executive Producer: Jerry Goldstein
Management: Steve Gold / Far Out Management Ltd.
Recorded at Indigo Ranch
Engineer: Chris Brunt
Mastered by Wally Traugott
Art Direction: George Osaki / Kathe Schreyer
Design & Lettering: Terry Larson Studio
Photos: Ron Slenzak
A Far Out Production
2 件のコメント:
初めまして
文章が面白くて、いつもニヤついてます🤣
Pleasureは結構いっぱいアルバム出してるんですよ〜
そのアルバム以前のやつがイイですね🙆🏻♂️
コメントありがとうございます。
こんなしょーもない文章、読んでいただき幸甚です。
他にもアルバムがあるのなら、ぜひ聴いてみたいですね。
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