ジョー・ジャクソン / ジャンピン・ジャイヴ
40年前の黒人音楽を題材にして、活気あふれるサウンドを作り出したジョー・ジャクソンは、さすがに目のつけどころがスルドイ。1981年ロック・レコード界のアイデア賞は、ジョー・ジャクソンのこのアルバムに文句なく決定である――解説:中村とうよう
ジョー・ジャクソンのニュー・アルバムは、何と40年代のジャイヴ・ミュージックに挑戦!
自らのアレンジによるスウィンギーなプレイは実にゴキゲン。
音楽の本当の楽しみ方をストレートに伝えてくれる。
ジョー・ジャクソンのニュー・アルバムは、何と40年代のジャイヴ・ミュージックに挑戦!
自らのアレンジによるスウィンギーなプレイは実にゴキゲン。
音楽の本当の楽しみ方をストレートに伝えてくれる。
A1 | Jumpin' with Symphony Sid ジャンピン・ウィズ・シンフォニー・シッド | B1 | Jumpin' Jive ジャンピン・ジャイブ |
A2 | Jack, You're Dead ジャック・ユーアー・デッド | B2 | You Run Your Mouth (and I'll Run My Business) ユー・ラン・ユア・マウス |
A3 | Is You Is or Is You Ain't My Baby ベイビー、お前は誰のもの? | B3 | What's the Use of Getting Sober (When You're Gonna Get Drunk Again) 酔いを醒まして何になる |
A4 | We the Cats (Shall Hep Ya) ウィ・ザ・キャッツ | B4 | You're My Meat ユーアー・マイ・ミート |
A5 | San Francisco Fan サンフランシスコ・ファン | B5 | Tuxedo Junction タキシード・ジャンクション |
A6 | Five Guys Named Moe モーという名の5人の男 | B6 | How Long Must I Wait for You 哀しき待ちぼうけ |
何とスリリングなオビでしょう。少しでも定位置からずれると、たちまちジョー・ジャクソンの身体が異形になってしまいます。上の画像もいまひとつ合ってないよね。
ごらんの通りオビにはジャンピン・ジャイ「ブ」、そしてライナーノーツにはジャイ「ヴ」とあります。
どっちが正解なんだよ。(いちおう記事は「ヴ」で上げておきます)
さらに厳格にツッコむと、本作はジョー・ジャクソンなるアーティストの、ジャンピン・ジャイヴというタイトルのアルバムではありません。
「ジョー・ジャクソンズ・ジャンピン・ジャイヴ」これがアーティスト名を兼ねたタイトルね。ジョー・ジャクソン率いるセプテットの、1枚こっきりのアルバムです。
ジョー・ジャクソンが本作に寄せた言葉があまりにも素晴らしいので、以下に引用しますね。
「ぼくのオヤジがぼくくらいの年齢だったころ、ジャズはカーネギー・ホールで演奏されるようなリッパな音楽じゃなくて、女郎屋の音楽だった」
いいこと言うなあ。
単に現代のジャズ・シーンをくさしているだけでなく、ジャズの本質を射抜いているようにさえ思えます。
ジャズはかつて、今よりずっと下賤で、ずっと快楽的な音楽だったんだよねきっと。もともとジャズってセックスの意味だったそうだし。
ごらんの通りオビにはジャンピン・ジャイ「ブ」、そしてライナーノーツにはジャイ「ヴ」とあります。
どっちが正解なんだよ。(いちおう記事は「ヴ」で上げておきます)
さらに厳格にツッコむと、本作はジョー・ジャクソンなるアーティストの、ジャンピン・ジャイヴというタイトルのアルバムではありません。
「ジョー・ジャクソンズ・ジャンピン・ジャイヴ」これがアーティスト名を兼ねたタイトルね。ジョー・ジャクソン率いるセプテットの、1枚こっきりのアルバムです。
ジョー・ジャクソンが本作に寄せた言葉があまりにも素晴らしいので、以下に引用しますね。
「ぼくのオヤジがぼくくらいの年齢だったころ、ジャズはカーネギー・ホールで演奏されるようなリッパな音楽じゃなくて、女郎屋の音楽だった」
いいこと言うなあ。
単に現代のジャズ・シーンをくさしているだけでなく、ジャズの本質を射抜いているようにさえ思えます。
ジャズはかつて、今よりずっと下賤で、ずっと快楽的な音楽だったんだよねきっと。もともとジャズってセックスの意味だったそうだし。
★★★ | 採点表を見る |
Arranged and Produced by Joe Jackson
Associate Producer and Engineer: Norman Mighell
Assisted by Matt the Goose
Horn Arrangements by Joe, Pete, Dave and Raul
Recorded May 1981 Basing Street Studios, London
Photography: Anton Corbijn
Design by Anton Corbijn and Joe Jackson
Logo by Pete Covington
Pete Thomas: Alto Sax
Raul Oliviera: Trumpet
Nick Weldon: Piano
Joe Jackson: Voice and Vibes
Dave Bitelli: Tenor Sax and Clarinet
Graham Maby: Bass
Larry Tolfree: Drums
Backing Vocals by the Whole Band
Associate Producer and Engineer: Norman Mighell
Assisted by Matt the Goose
Horn Arrangements by Joe, Pete, Dave and Raul
Recorded May 1981 Basing Street Studios, London
Photography: Anton Corbijn
Design by Anton Corbijn and Joe Jackson
Logo by Pete Covington
Pete Thomas: Alto Sax
Raul Oliviera: Trumpet
Nick Weldon: Piano
Joe Jackson: Voice and Vibes
Dave Bitelli: Tenor Sax and Clarinet
Graham Maby: Bass
Larry Tolfree: Drums
Backing Vocals by the Whole Band
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