ミルト・ジャクソン&オスカー・ピーターソン・トリオ / ザ・グレイテスト・リユニオン
A1 | Ain't but a Few of Us Left エイント・バット・ア・フュー・オブ・アス・レフト | B1 | Body & Soul ボディ・アンド・ソウル |
A2 | Stuffy スタッフィ | B2 | If I Should Lose You あなた無しでは |
A3 | A Time for Love ア・タイム・フォー・ラヴ | B3 | What Am I Here For ホワット・アム・アイ・ヒア・フォー |
1970年代半ば、パブロ・レコーズに乗り込んできたミルト・ジャクソンは、膨大なレコーディング・セッションを消化する日々を送ることになります。
レーベル・プロデューサー、ノーマン・グランツの嗜好を反映したのか、大物同士の顔合わせがとても多いです。
カウント・ベイシー、ディジー・ガレスピー、ベニー・カーター、ロイ・エルドリッジ、それに本作に参加しているオスカー・ピーターソン。
"Milestone Jazzstars in Concert"の項にて記した通り、大物を寄せ集めたからってうまくいくとは限らないのがジャズ。しかしパブロ・レコーズの大物セッションには、火だるま級の大失敗作はないんじゃないのかなあ。聞いたことないよ。
かつてのジャズ・ジャイアンツも、70年代に入ればさすがに好々爺となったのでしょう。
「オレがジャズの歴史を塗り替えてやるぜ!」的な若々しい気概はもうなくて(つーか彼ら自身がすでに歴史そのものですので…)、気の合った仲間と 楽しく、くつろいで共演できればそれでいいや、みたいな雰囲気。
「オレがオレが」がない分、火だるまのリスクはありませんがその反面、神がかった名演が発生する可能性もあんまし高くない。
一般大衆が思い描くパブロのイメージってこんな感じですかね。それゆえ好き嫌いが分かれると。
ま、実際のパブロは上述したイメージよりずっと多様です。
ポリーニョ・ダ・コスタの"Happy People"みたいなわけわからん作品も、パブロですからね。
ともあれ本作は、世間一般の思い描く通りのパブロです。数々の共演歴があるミルトとピーターソン、それにレイ・ブラウンが、余裕シャクシャクのプレイに終始してますから。
でも決してぬるい演奏じゃない。それぞれの楽器で、てっぺんまで登りつめた名人たちならではの、圧倒的な妙技にただただ酔いしれる他ありません。
なお本作は邦題がオモイッキリ滑っていますので、海外のデータベースを利用する際は原題"Ain't But a Few of Us Left"で検索して下さい。
パブロ・レコーズを彩ったスーパースターたちがひとり残らず泉下へ旅立った今となっては、この原題は何だかとても切ない。
レーベル・プロデューサー、ノーマン・グランツの嗜好を反映したのか、大物同士の顔合わせがとても多いです。
カウント・ベイシー、ディジー・ガレスピー、ベニー・カーター、ロイ・エルドリッジ、それに本作に参加しているオスカー・ピーターソン。
"Milestone Jazzstars in Concert"の項にて記した通り、大物を寄せ集めたからってうまくいくとは限らないのがジャズ。しかしパブロ・レコーズの大物セッションには、火だるま級の大失敗作はないんじゃないのかなあ。聞いたことないよ。
かつてのジャズ・ジャイアンツも、70年代に入ればさすがに好々爺となったのでしょう。
「オレがジャズの歴史を塗り替えてやるぜ!」的な若々しい気概はもうなくて(つーか彼ら自身がすでに歴史そのものですので…)、気の合った仲間と 楽しく、くつろいで共演できればそれでいいや、みたいな雰囲気。
「オレがオレが」がない分、火だるまのリスクはありませんがその反面、神がかった名演が発生する可能性もあんまし高くない。
一般大衆が思い描くパブロのイメージってこんな感じですかね。それゆえ好き嫌いが分かれると。
ま、実際のパブロは上述したイメージよりずっと多様です。
ポリーニョ・ダ・コスタの"Happy People"みたいなわけわからん作品も、パブロですからね。
ともあれ本作は、世間一般の思い描く通りのパブロです。数々の共演歴があるミルトとピーターソン、それにレイ・ブラウンが、余裕シャクシャクのプレイに終始してますから。
でも決してぬるい演奏じゃない。それぞれの楽器で、てっぺんまで登りつめた名人たちならではの、圧倒的な妙技にただただ酔いしれる他ありません。
なお本作は邦題がオモイッキリ滑っていますので、海外のデータベースを利用する際は原題"Ain't But a Few of Us Left"で検索して下さい。
パブロ・レコーズを彩ったスーパースターたちがひとり残らず泉下へ旅立った今となっては、この原題は何だかとても切ない。
★★★ | 採点表を見る |
Milt Jackson: Vibes
Oscar Peterson: Piano
Ray Brown: Bass
Grady Tate: Drums
Produced by Norman Granz
Photos by Phil Stern
Layout & Design: Norman Granz & Sheldon Marks
Studio: Atlantic Recording Studio, New York, NY November 30, 1981
Engineer: Gene Paul
Remix Engineer: Dennis Sands / Group IV Studios, Hollywood, CA
Oscar Peterson: Piano
Ray Brown: Bass
Grady Tate: Drums
Produced by Norman Granz
Photos by Phil Stern
Layout & Design: Norman Granz & Sheldon Marks
Studio: Atlantic Recording Studio, New York, NY November 30, 1981
Engineer: Gene Paul
Remix Engineer: Dennis Sands / Group IV Studios, Hollywood, CA
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