2018/10/06

George Shearing / The Way We Are ('75)

ジョージ・シアリング / 追憶
シアリング・タッチが甦える、ジョージ・シアリング期待の最新作!
A1The Way We Were
追憶
B1Eleanor Rigby
エリナー・リグビー
A2Do You Know the Way to San Jose
サン・ホセへの道
B2Brian's Song
ブライアンの唄
A3Killing Me Softly
やさしく歌って
B3Aquarius
輝く星座
A4The World Is a Ghetto
世界はゲットー
B4You Are the Sunshine of My Life
サンシャイン
A5Superstar
スーパースター
B5Alone Again (Naturally)
アローン・アゲイン
 MPSって、音がよさそうなイメージありませんか?
 私はそうでした。

 何といってもドイツですからね。技術ありそう。ドイツの技術がどれだけ高かったかを印象付ける、こんな話があります。

 第二次世界大戦の頃。
 ヨーロッパに進軍した442部隊が、倒したドイツ兵から分捕った拳銃を撃ってみたら、百発百中の命中精度にビックリしたそうです。支給されていた自軍の拳銃ではいくら撃ってもちっとも当たりゃしないので、「てっきり自分がヘタクソなのかと思っていた」と442部隊の生き残りが語っていたそうな。

 そういうドイツだから当然、録音技術も優秀なのだと思い込んでしまっていたのでしょう。

 MPSについては、オスカー・ピーターソンが自分の演奏のプレイバックを聴いていたく感心した、なんてエピソードもあるくらい。

 それゆえオビにこういうこと記されていたら、思わず買ってしまうのであります。

「ノイマンSX-74」がナンボのものか、よくわからん。しかし音質に自信がありそうなのは、ひしひし伝わってくるじゃないですか。

 で、ギンギンに期待して、震える手でレコードに針を下してみたら、膝カックンのひどい音でありました。しっかりしろよドイツ。
 ま、製造ロットが違うだけで音が変わってしまうアナログの世界です。私がたまたまハズレを引いてしまっただけなのかもしれません。

 内容はピアノ、ギター、ヴァイブ、ベース、ドラムス、コンガ、ティンバレスという打楽器だらけのセプテットが、当時のヒット曲をラテン風アレンジで演奏する軽やかなジャズです。高音質で聴きたかった。
★★★

The Quintet
George Shearing: Piano
Andy Simpkins: Bass
Rusty Jones: Drums
Sigi Schwab: Guitar
Heribert Thusek: Vibes

The Amigos
Chino Valdes: Congas & Bongos
Carmelo Garsia: Timbales

Produced by Hans Georg Brunner-Schwer at the MPS Studios in Villingen
Recording and Mixing: Hans Georg Brunner-Schwer
Assistant Director: Willi Fruth
Executive Supervision: Baldhard Falk
Photographs: Baldhard Falk / Hans Harzheim
Album Design: Ulrich Eichberger

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